TERNは折りたたみ自転車専門のアメリカのブランドです。業界的にはDAHONの創業者の息子さんの新興企業です。2011年創業、フラッグシップはVERGE Xシリーズです。
国内代理店はTERNバイシクルズジャパンです。本社は堺の中百舌鳥にあります。中百舌鳥、『なかもず』は大阪市営地下鉄御堂筋線の終点で、われらのシマノのお膝元です。
なかもずはサガフロンティアのリージョン、シュレイクのモデルにもなりました。名所の大仙古墳は日本最大の古墳で、典型的な前方後円墳です。
ちなみにTERNのロゴの鳥さんはスズメの仲間のモズでなくて、カモメの仲間のアジサシです。
そのTERNから新型の電動折りたたみ自転車がデビューします。その名はTERN Elektoronです。
世界的には電動自転車、e-bikeが一大ムーブメントです。十中八九、国内のロードバイクブームのつぎの自転車ブームはこれでしょう。現行のストイック・アスリート嗜好の反動で楽ちんなものがぶわっと流行ります、きっと。
ただ、電動バイクのボトムネックにはややこしいアシスト規制があります。出力や時速の規定は各国でちがいます。海外モデルを日本モデルに合わせるのはめんどうです。
じゃあ、日本ブランドが最初から日本向けに作りましょう。となると、実用型の電動アシスト車が必然的に出来上がります。
日本の自転車文化=ママチャリ文化ですので。もちろん、このTERN Elektronはグローバル版での発表です。
電動ユニットはBOSCHのものです。
なかなかパワフルなルックスです。内蔵型にしないのは走行を重視するからでしょう。TERNのコンセプトは走れるフォールディングバイクですからね。スマートよりパワフルです。
折りたたみ時のユニットのむき出しはやや気がかりです。こすれそう。純正のカバーとかがあるかな?
こっちはよりコンパクト・スマートです。ドライブユニットはパナです。
いずれも2017年の春先に販売の予定です。日本で買えるのはまだまだ先でしょうねー。ジャパンブランドがもうすこしがんばって~。今のところ、ましなE-bikeはヤマハのYPJR A3しかありません。
実車に試乗しました。名前がVektronに変わりました。

面白いバイクです。が、ピーキーさがいまひとつです。実用自転車の乗り味に近くなります。日本独自のアシスト比がネックです。