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シマノ105 デュラエースやアルテグラを脅かす超コスパ11速コンポ

4年ごとのオリンピックイヤー、それはシマノのロードバイクの高級コンポーネント、デュラエースのフルモデルチェンジイヤーでもあります。

シマノコンポのモデルチェンジは4年サイクルです。デュラエースの前回のモデルチェンジは2012年のロンドン五輪のときです。そこで7900台の10速から9000台へめでたく11速化しました。

じゃあ、実のところ、11速の歴史はせいぜい4、5年です。イノベーション重視のSRAMの1×11が2011年です。でも、12速のEAGLEが販売されまして、11速はすでに最新じゃありません。

台湾ChosenてDTのOEMとかをする有名なハブ屋にすら12速の完成形がすでにあります。マイナー変速屋のMicroShiftが電動11速を着々と開発しますし、FSAがセミ電動コンポを来年に出しますし。

この流れから今回のデュラエースのモデルチェンジ、11速化キープはやや肩透かしです。ディスクブレーキ、ホイール、パワーメーターが目玉ですが、オプションもりもりサイドメニューの寄せ集め感がぷんぷんします。

わっと飛びつくような魅力は今回のモデルチェンジにはありません。ザ・外れイヤーです。前回のモデルチェンジには電動化てゆう飛び道具が翌年に出ました。今回はもう打ち止めでしょう。がっかり。

てわけで、シマノユーザー、シマノ藩の幕臣のみなさまはもう4年の11速チャリダーを強いられます。

「おれは別に11速で困らへんし」

てゆう呪文で2020年までがまんせざるを得ません。

で、発表当初の熱狂フィーバーが冷めやれば、頭が冷静になって、デュラエースの割高さとブランディングがちと鼻につき始めます。

デザインのチープブラック統一化も望ましい変化じゃないし。新型SORAから上のグレードは揃いも揃って4アームの太黒クランクです。げにロゴ抜きの質感だけで見分けが付きません。

ただでさえ強いシマノコンポの工業製品感がこの統一化でひとしおです。METREAは今風のスマートコンパクトな見た目になったのに、そのほかがなんでこんなに十把ひとからげになりますかね?

ロゴの字体からアームのデザインから非常にスタイリッシュで現代的です。このカラパタの反転の黒地の白ロゴバリもよさ気でしょう。このがんばりはデビュー作だからか?

これの前の準新作ダウンヒルコンポZEEもよく出来たコンポですしね。

定番シリーズがだめだめだあ。会長、社長、部長、課長、係長て感じ。もしくは、同グラの異レベの水増しモンスター。ドラクエか! ボスにまで使い回さんといて~。

で、庶民チャリダーはいさぎよく妥協します。なりふりを構わずに買いたくなるよなコンポじゃありません、R9100は。

じゃあ、妥協のアンダーリミット、

「困らない11速」

の下限はどこでしょう? はい、シマノ105 5800です。

こいつで困ると言い切れるのは実業団クラスかセミプロクラスか弱虫ペダルの読みすぎラーでしょう。なにがしかの義務的に強制的にロードバイクに乗る人以外には必要十分なドライブトレインです。

105のグループセットは2年前の2014年に5700から5800にモデルチェンジしました。ちなみにこれの正式な読みは『ワンオーファイブ』です。イチマルゴ? オー、ユーアージャパニーズ、アイムブラッドピット、ゴ~マリ~サン~。

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アルテグラもデュラエースも敵じゃない!

105の魅力はスーパー圧倒的な費用対コスパ効果です。海外ストアの実売は4万以下です。2年前の普及品です。絶対数が出ますから、価格が下がります。

国内ストアの割引率は20%強で横並びですが、これはシマノと小売の暗黙の了解でしょう。基本、シマノのコンポはメーカー取り寄せです。

掟破りの安売りは村八分でぼこぼこにされます。どこかみたいにクローズド販売でやるか、ヤフーオークションでほそぼそ売るか。

が、海外ストアはこの限りじゃありません。30%~40%オフは平気です。こっちがナチュラルです。しかも、数年前よりウハウハの円高です。

ぜいたく税のVATはヨーロッパ圏外のユーザーには無縁です。イギリスの販売サイトがあほ安です。ものは変わらんのに!

105の性能的にはレースでもホビーでも支障はありません。が、フルセットのドライブトレインの重量は上位のアルテグラ、デュラエースに劣ります。

しかし、変速機の重量はホイールやタイヤみたいな回転系のパーツの重さほどに大影響じゃありません。105のカタログの重量合計は2274gです。これはギア数やクランク長で~100gほど前後します。

最新のデュラエース9100が1956gです。さすがの最高級ですが、SRAM REDやCAMPY SUPER RECORDのがさらに軽量です。

また、FSAの新型のセミ電動の11速ドライブはカタログで2090gです。おや、FSAのはそんなに軽くないなあ? と思いますが、べつに最高級グレードてわけでもないのかも。

FSAのライバルはアルテグラ電動とか? レコードの電動とかでしょうか? 価格が気がかりです。

で、たんにドライブを趣味・街乗りで軽くするなら、前メカを外してナローワイドチェーンリングのフロントシングルで余裕の1500g台までダイエットできちゃいます。

リアカセットのワイドギア化でフロントディレイラーとコンパクトクランクはもうオワコンまっしぐらです。今後、マルチを維持するのは安いクロスバイクとレーシー系のロードバイクだけでしょう。

この両極を除くグラベル、アドベンチャーなんかのハイブリッド系、アーバン、コミューター系はますますフロントシングル化します。

エンデュランス系のロードバイクもぼちぼちそっちに傾きますかねー。遠からぬうちにSRAMは絶対にオンロード寄りの1×12を投入します。

それの価格がこなれれば、アーバン系に近いエンデュランスのロードががらっとシングル化しちゃいます。フロントディレイラーなしの割安感は魅力的でしょう。あと、軽さ。

実際問題、フロントディレイラー=擬似チェーンガイド、外リング=バッシュガードみたいなロードチャリダーは少なくありません。

ぼくの以前の街乗りMTBチャリダーですらフロントをアウターに上げることは数えるほどです。

そもそもアウタートップでもりもり走れるて状況が多くありませんし。加速しきったとたんに信号にひっかかった、の繰り返しです、とくに都市圏では。

ミニベロチャリダー中にロードに抜かれたと思ったらつぎの信号で追いつけた、てのはありがちです。わりと長め直線の主要道路でもそんなです。信号の数のせいか、タイミングのせいか。

がっちりロード系装備した人ほどにマナー紳士ですから、早め早めに減速して、むりな横断をしません。あれはシンドイだろうな~て傍目に思います。

街乗りロードはほんとに気軽じゃありませんねー。人目も多いし。淡路島とかに行けば、人目をはばからず、ぎゃんぎゃんもりもり飛ばせますけど。

でもって、変速関連の重さは工夫でどうにもなります。105のフロントなし > デュラエースフルメカです、軽さ的に。

イレギュラーを嫌う方は上のMETREAのシングル専用とかを候補に入れましょう。METREAシングルがシマノの唯一の公式オンロード系のフロシンです。

しかし、METREAはぜんぜん安くなりませんね~、あはは。しゃれで組まれへんやん。5万くらいにならんかなー。

てなことで、軽さでメカデュラエースを選ぶのは少数派の軽量化ラーでしょう。決め手は質感と日本製とデュラエースブランドです。

メイドインジャパン、クラフトマンシップて響きがミーハーチャリダーをくすぐります。見栄っ張りのうれしのいきりキラーです。

そんな人やあんな人の妥協点の下限が105 5800です。この下のティアグラコンポは10速になります。段数はあれですが、変速性能や軽さやデザインは105と大差なしです。

しかしながら、ティアグラの実売は35000円くらいです。数千円プラスで11速の105を買えちゃいます。じゃあ、あえてのティアグラチョイスはよほどのあまのじゃくか生粋のティアグララーだけでしょうよ。

で、105の上位モデルのアルテグラは6万前後です。ギャップは2万です。でも、ここに2万を出すなら、ホイール代の足しにしますねえ、ふつうに。

とにかく105のコスパが異常です。コスパの暴力です、コスパタイフーン、オーバーコスッパ、デウスエクスコスパです。

現代のオンロードチャリ界の主役は間違いなく105です。直接に割を食う機械式アルテグラとティアグラはほぼ開店休業ですわ。

Evans Cyclesの105はこんなです。

スタンダードなリング、スプロケ、サイズです。Evansはイギリスのサイクルベースあさひ的な大手です。が、ネット販売ではWiggleやCRCに遅れを取ります。日本への送料は別途9000円です。

でも、たいていの海外ストアはプライスマッチて価格保証サービスをします。CRCやWiggleにメールやフォームでEVANSの105価格を申請すれば、その価格で買えます。

CRCのコンポ送料は無料サービスの対象です。

つまり、国内ストアのシマノコンポの割引率は暗黙のルールで上限横ならび、海外ストアのは競争原理で下限横ならびです。

げに日本はやさしい村社会です。そして、チャリ業界の狭さがひしひし分かりますね~。

「シマノはん、あそこのチャリ屋がえろう安う売りしとりますで」

「なにおー ゆるさーん!

でしょうね。とにかく、業界の調和が大切です。ぼくがチャリ屋だったら、絶対にチクっちゃうなー、もちろん、ギョーカイのためにねー。