おすすめ自転車動画その12 イタリア御三家の工場見学


イタリアはロードバイクの一大大国です。ツールドフランスやジロデイタリアに名をつらねる人気ブランドがめじろおしです。

 

ことさらにイタリア御三家の愛称でたてまつられるのがデローザ、コルナゴ、ピナレロの三社です。アメリカ御三家のトレック、キャノンデール、スペシャライズドと比較されます。

 

ピナレロドグマF10

 

そんなイタリア御三家のファクトリー・・・否! アトリエの見学をしましょう。チャリーのアトリエはじまりでーす。

 

DEROSA Titanioの制作現場

 

DEROSA、デローザはイタリアのミラノの自転車屋です。ウーゴ・デローザさんが20世紀半ばに創業しました。エンブレムはハートです。

 

最近のデローザはトップレースの舞台からはなれて、ハイプレミアムなレーシングブランドのステイタスを徐々にうしないます。日に日に古豪の感がつよまる。旧来ファンはふくざつな気持ちでしょう。

 

そんなデローザの意地がチタンフレームのTITANIOです。熟練の職人がイタリアの工房でていねいにつくりあげます。古き良きヨーロピアンロードレーサーだ。

 

 

チタン溶接は金属溶接の中ではむずかしい部類にはいります。鉄みたいにガスバーナーでばちばちできませんし、カーボンみたいに大量生産できない。

 

そのせいかこのTITANIOの国内希望小売価格は960000円です、税別。フルオーダーのイタリアンメイドです。プレミアムはもりもりましましです。にしても、たかすぎるよ!

 

たんなる競技用品、フィットネスグッズとしてとらえると、この価格を理解できません。これはもうチタン製の自転車型のヴィンテージな工芸品です。モールトンのダブルパイロンは200万だけどね!

 

コルナゴのペイントの制作現場

 

ハートのデローザと対をなすのが三つ葉のコルナゴです。エルネスト・コルナゴさんが20世紀半ばに創業しました。

 

コルナゴは数年前まで『古豪』の域にあまんじましたが、この2年くらいでトップレースのツールドフランスに復活しました。そして、どとうの新作ラッシュです。

 

で、そのコルナゴの得意分野が塗装、ペイントです。フレームをキャンパスにみたてて、たさいなグラフィックを描きます。

 

 

通常、チタンフレームには塗装がのりません。たいていのメーカーが無地のポリッシュなチタンカラーを活かします、デローザしかり。

 

コルナゴはぞくに『厚化粧』てゆわれるたんねんな塗りでチタンフレームをもカラフルにしあげます。

 

また、カーボンフレームをラグで仕上げるとか、BBに独自の補強プレートを埋め込むとかして、異常なこだわりっぷりを見せます。

 

ピナレロの工房見学

 

2010年代のペロトンを支配するのがピナレロとTEAM SKYです。SKY TVのほうふな資金力とばんじゃくの試合運びで他を寄せ付けません。プロスポーツはマネーゲームです。

 

おりよくピナレロ、SKYの活躍は日本のロードブームの勃興ときっちりかさなります。ロード=ツール=ピナレロ=SKYの方式はたやすく成立します。

 

で、ピナレロのバイクはこれといった特徴にかけますが、チームの強さ、レースの実績、ブランドステータス、知名度はだんとつです。

 

これはロードレース界にくんりんする以前の2009年のピナレロ工房の様子です。

 

 

フレームとフォークのウネウネがちょいなつレベです。この頃には牧歌的なふんいきがあります。この人は現CEOのFausto氏でしょうか? 別人みたいです、ははは。

 

いまやこの自転車ブランドがLVMHの関連企業です。