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ヌポークラジアル組でフロントホイールを組みなおし&フランジ拡大



先日、カーボンチューブラーのインターナルニップルがぱきんと破断しました。

ニップルから竹割

腐食と劣化がえげつないレベです。暗部のコンディションのあやふやさは中古ホイールの泣き所です。

で、振れ取り台を買って、ひとおもいに完全にばらしましたら、4,5個のニップルをつぎつぶっこわしました。

ロックタイトかスポークプレップの粉

ニップルの腐食と滑り止め材の塗りすぎが原因のようです。粉がもりもり吹き出します。ニップルの形状からちく天が思い浮かびました。



ニップル到着!フロントホイール組み直し

で、後輪の組みなおしを見越して、新しいインナーニップルx100個を中華大陸より取り寄せます。以前にMTB用の中華カーボンホイールを買ったセラーから調達しました。

ピラーインターナルニップル

はい、Pillar、ピラーのニップルです。ここのスポークとニップルは中華ホイールの定番中の定番です。

ニップルの近影

ソケットは3.2mmのスクエアです。リムの内側に隠れる内蔵タイプ、インターナルタイプです。素材はアルミです。リムの外からしか締められません。

もともとの六角系のインターナルニップルもENVE=ピラーのものです。手組ホイールで業界に覇を唱える船場の『のむラボ』のブログに製品の情報がありました。

スポークレンチは専用品になります。

パークツールニップル回し

ソケットの4面をキャッチできます。ために角をなめませんが、しばしばしめすぎます。それで何本かのスポークがねじれちゃいました。

大昔のカーボンチューブラーリム

で、ホイールはばらばらにされて、チャリ部屋のかたすみでしばらく放置されます。700cリムはフラフープにはちと小径です、ははは。

レイノルアサルトチューブラー 330g

レイノルズアサルト乃至レイノルズUL46のカーボンリムです。リム高は46mm、リム幅は20.5mmです。仕様が10年前です。現代のロードホイールのトレンドでは幅がぜんぜん足りません。

その分、リムセメントのベッド付きの実測重量が330gです。たいていのハイエンドカーボンクリンチャーより軽量です。軽さだけが取り柄です。しかし、ブレーキがぜんぜん効かない~。

この状態で外置き、カギなしで放置しますが、意外とわるさをされません。

ママチャリロード

ハブの寸法

ハブです。アメリカの高級ハブメーカーのWhite IndustriesのT11です。たまに同国の高級ハブメーカーのIndustry Nineとごっちゃになります、ははは。

White Industries T11 フロントハブ 重量

黒地に白字のUSAはずるいかっこよさです。

ハブの両端のスポークの土台がフランジです。で、この外-外の寸法がフランジ幅です。

ホワイトインダストリーズ T11 フロントハブ

外-外は76mmです。芯-芯は72mmてとこでしょう。ふつうフランジです。

フロントホイール=ラジアル

リムブレーキ用のフロントハブは基本的に左右対称です。左右をひっくり返してフォークにセットしても、ふつうに使えます。リアホイール、ディスクブレーキホイールはこの限りではありません。

で、スポークのレイアウトは放射型の『ラジアル』になります。まんま傘の骨ですね。これはピストバイクのフロントホイールです。

ホイール組み立て完成!

レイアウトがシンプルです。ゆえにはじめてのホイールの振れ取りや組み立てにはリムブレーキのフロントがもってこいです。

うらはらにディスクブレーキのリアは難解です。BOOSTハブ、オフセットリム、ディスクブレーキの手組ホイールの日本語情報がぜんぜんない! オーマイガー! どーしよー!

BOOST 148リアホイールの振れ取り

それから、ディスクブレーキのラジアル組はチャリ業界ではNGです。つまり、ディスクブレーキが台頭すれば、ラジアルホイール自体がきえます。

ホワイトのハブに戻りましょう。フランジの外側の形状です。

フランジ外の形状

完全な平面じゃありません。なだらかにテーパーします。この傾斜は『ラジアルヌポークレイアウト』に有利です。

フランジ幅拡大の秘儀ラジアルヌポーク

さて、しろうとが「手組ホイールを組もう!」てときになにをたよりにしましょう? はい、のむラボのブログか価格.comの掲示板『縁側』のディープ・インパクト名義の書き込みです。

この二つがネット時代の手組ホイールの実質的なマニュアルです。同一の媒体で定期的に長時間の更新がある。これは非常にありがたいものです。

が、この両巨頭は基本的に毒舌の辛口です。そんなときにはホトケのKinoの自転車日記でなごみましょう。さつばつの自転車界の心のオアシスです、Kino。

オフロード系の情報はFOXの日本代理店のマム&ポップスの『ヒントになれば幸い』がヒントになります。

テクニカル系チャリブログをまとめましょう。いずれが同一媒体で長時間に渡り、定期的に情報を発信します。

  • ホイール→のむラボ日記
  • ディープなSNS的やりとり→ディープ・インパクトの自転車道場
  • レストア全般→Kinoの自転車日記
  • サスペンション、MTB→ヒントになれば幸いです

実際問題、この先人たちが「更新、やーめよ。ブログも閉鎖しまーす」てすると、国内の自転車技術のパブリックな情報は壊滅します。ちまたのチャリいじりの文化がリアルに終了します、ちーん。

いずれの場で読み取れるのは自転車への愛と知識や技術の衰退への危機感です。ライトユーザーとコアユーザーはけっこうですけど、中間層の手薄さがしんこくです。がんばれ、町のチャリショップ!

で、そののむラボのフロントホイールのレイアウトのひとつに『ラジアルヌポーク』があります。ラジアルは普通名詞ですが、ヌポークはのむラボの大将の造語です。

スポークをハブのフランジの内側から外側へ通します。こうです。

ヌポーク!

これが『ヌポーク』です。リムブレーキのフロントハブのレイアウト的にはイレギュラーです。ノーマルなレイアウトは反ヌポークになります。スポークは外から内に通ります。

ハブとスポーク

完組ホイールの99.9%はこのレイアウトです。発案者ののむラボの大将さえが一見さんにはこれしか出しません。ラジアルヌポークは常連客向けの一種の裏メニューです。

で、このラジヌポの効果はフランジ幅の拡大です。イメージです。

ヌポークと反ヌポークのフランジ幅比較
ヌポークと反ヌポークのフランジ幅比較

ヌポークではスポークがフランジの外側から出ます。で、リムのスポーク穴を頂点とする三角形の底辺が拡大します。で、安定度がアップします。ホイールでは剛性がアゲアゲします。

フランジの厚みは片側3mmくらいです。左右で6mmだ。70mmの底辺と76mmの底辺では比率が9%前後変動します。

これがスポークのセット数だけUPします。上記のイメージ図の三角形の底辺の総和が増える=剛性大爆発! です。

逆に底辺を動かさず、頂点を下げても、三角形の3辺の比率を変えてひらべっちゃくできますから、剛性を上げられます。ディープリム、ミニベロホイールなどでこれはけんちょです。

ラジアルヌポークのデメリットはスポークの負荷の増大です。ノーテンションのスポークをニップルで仮止めしました。

ノーテンションのスポーク

首の下側の部分がきゅうくつです。フランジの端とあたる。ここでT11のフランジの外側のゆるやかなテーパーが効きます。フラットなフランジではここがもっとタイトになります。

ニップルをしめしめして、スポークテンションを上げると、外見のゆがみを是正できます。

張るポーク

なんやかんやで今月10回目くらいの振れ取りです。作業時間は約1時間30分です。仕事がほんのちょっと早くなりました。

増し締めと振れ取り

個人的にスポークの音のばらつきを減らすようにやると、まんべんなくテンションを張れて、振れを取れます。このリムの精度はなかなかです。縦ぶれがすぐに取れた。

自作センターゲージでハブのセンタリングを見て、チューブラータイヤをセッティングします。

ハブのセンターがビミョー

多分、ハブのセンタリングがビミョーです。ホーザンのセンターゲージを買うか~。