スポーク長の計算 DT SWISSのSpoke calculatorの使い方 日本語化も


手組ホイールと完組ホイール。前者は個別パーツをよせあつめ品、後者はメーカーのパッケージ品です。ところで、完組の読み方は『かんぐみ』です。『かんそ』ではなかった!

 

これは中華セラーのパターンオーダーです。手組の一種です。MTBでは手組やセミオーダーがふつうです。完組の決定版がない。ホイールの規格が多彩すぎます。

 

29erフルカーボンホイールBOOST用

 

また、ハブ、スポーク、リム、ニップルを完全に独自に設計して真・完組を作れるのはカンパニョーロ、フルクラム、マビック、コリマ、ライトウェイトくらいです。

 

そのほかのシマノ、ZIPP、アメクラ、REYNOLDS、FFWDなどなどは手組と五十歩百歩です。個別のハブやリムを作れても、全体の設計力にかけます。特別な設計思想、ポリシーがない。

 

これはホイールだけにかぎりません。シマノはサイクルウェアの大手で、高品質なものを世に出します。しかし、そのデザインには特別なもの、シマノっぽさがない。

 

シマノビンディングシューズ

 

シューレースタイプのミニマルなローテク風のビンディングスニーカーです。GIROの影響がもろにでまくります。

 

特徴のなさが最大の特徴だてヤユの原因はここにあります。ポリシー、モットー、コンセプトがとくにない。クラス一の人気者てよりクレバーな優等生てポジショニングです。

 

で、このシマノ以下のセミ完組ホイールのキーマンがDT SWISSです。多数の完組ホイールがDTやDT系のパーツでくまれます。

 

  • LeightweightのハブはDT
  • Cannondale HollowgramのハブもDT
  • Specialized ROVALのハブもDT
  • TREK BONTRAGERのハブもDT
  • Shimno 新型 XTRのハブはDTフレンドリー
  • MAVICのハブはDTのスターラチェット風に

 

て、DTは実質的な業界基準です。ハブ、リム、ニップル、スポークの大手です。

 


DT SWISSのSpoke calculator

 

大手メーカー、プロショップ、個人ユーザー、いずれがホイールを組もうとすると、DT印のアイテムとちかしく接します。

 

DT スポーク

 

まともなスポークとニップルを作れるところはそんなにおおくありません。DT、サピム、ピラーくらいです。ほかはブレードスポークを作れない。

 

で、このDT SWISSのサイトにはべんりなソフトがあります。その名は”DT SWISS Spoke Calculator”です。まんまスポーク計算機です。

 

DT SWISS スポーク計算 匿名で使用

 

DT SWISSのサイトから”SUPPORT”を選んで、”SPOKE CALCULATOR”の項目からとべます。→DT SWISS SPOKE CALCULATOR

 

で、”Anonymous Use” 匿名で使用するでアカウント登録なしで使えます。

 

R460とWI T11でスポーク計算してみる

 

ところで、今回、事前にハブとリムを調達しました。リムはDT R460です。チューブレスのリムブレーキ用のアルミリムです。

 

DT SWISS R460リム

 

R460の通りにカタログ重量は460gです。実測はどうでしょうか?

 

480g

 

はい、480gです。R480にシールを貼りかえよう! でも、かるさにはとくに期待しません。目標は気軽な街乗り用のホイールです。小雨が降ると、カーボンリムのリアホイールが止まらないから・・・

 

リムの詳細な数値はこんなです。

 

DT R460の詳細

 

ごくごくふつうのアルミリムです。つくりはKINLINにそっくりです。OEMでしょうか? このR始まりのシールやリムの溶接のつなぎめや黒字の塗装の質感に既視感がただよいます。

 

デジャブな細部

 

ハブはこんなです。

 

WHITE INDUSTRIES T11 リアハブ

 

WHITE INDUSTRIES T11リアハブ ver シングルモードです。じまんのチタンボディがチープな自作アダプターの陰にかくれますが、USAはけんざいです。

 

旧式のカーボンチューブラーリムに飽きたので、イマドキのチューブレスリムで気分を一新しましょう。

 

Spoke calculatorの入力画面です。日本語化はむりです。

 

リムとハブの数値入力

 

しかし、マウス右クリックでGoogle翻訳すれば、日本語サービスみたいに使えます。

 

Googleで日本語翻訳

 

Googleのおかげで英語の知識や英会話の技術は不要になりました。パソコンのおかげで漢字の書き方や正しい筆運びは不要になりました。じきにAIや自動運転で人類が不要になりましょう。アメイジング!

 

DT製のリムやハブはデフォルトのプルダウンメニューにあります。そこからR460を選ぶと、各項目を自動でうめられます。

 

他方、ハブは社外製です。きちんと各項目をうめねばなりません。

 

  • 左ピッチ:左フランジのスポークのBCD
  • 右ピッチ:同右
  • フランジ距離左:左のフランジ幅
  • フランジ距離右:同右
  • スポークホール:スポークの穴の寸

 

White Industriesの公式のページにこれらの情報があります。それを目安に項目をうめます。

 

リムとハブの数値入力

 

ここで重量の入力をわすれない。不明? てきとーでOKです。

 

最後にスポークとニップルのタイプをえらびます。

 

スポークとニップル

 

“Number of intersections”はスポークの交差数です。ぞくに2クロスとか3クロスとかです。

 

スポークとニップルには個別数値をいれられません。DT以外のものを使うなら、近いやつをチョイスします。SAPIM CX RAY≒DT AEROLITEとか。

 

ぼくはのむラボのこのハブの手組の例にしたがって、右2クロス、左3クロスで組もうと思います。じゃあ、右284mm、左299mmて計算結果がでました。

 

後日の手組実践編へつづきます。