今期2017モデルのホイールの流行はずばり『ワイドリム化』でしょう。有力ブランドのハイエンドとミドルグレードホイールが一気に25C化しちゃいました。
とはいえ、この流れは上からのトップダウンみたいなもんじゃありません。5万以下のエントリグレードのホイールはすでにワイドリムです。
FulcrumではLGモデルがそれになります。エントリーホイールのLG化は2014年です。つまり、2年も早くワイドリムC17化しました。
これはエントリーホイールのコンセプトによります。この価格帯にはスピードよりコンフォートが求められます。乗り心地の快適さが肝心です。
専用のスパイクよりウォーキングシューズやスニーカーです。まんま幅広ワイドなアシックスのシューズです。心身のタイトさはマイエネミーだ! です。
また、この1年前後でクリンチャータイヤの性能がえらくアップしました。じゃあ、レーシーなミドルグレードやハイエンドのコンフォート余地を伸ばそう、で、今年のワイドリム祭りです。
もちろん、タイヤ性能の向上はエントリーモデルのLGシリーズにもグッド恩恵です。ミシュランのPOWERやVittoriaのCorsa G+なんかの新タイヤを装着して、ワイドリムの威力を最大限に活かせます。
LGホイール+新型25Cタイヤはおおよそ3万円です。この3万のカスタムのコスパは最高クラスですよ。~20万円の完成車からのグレードアップの最有力おすすめ改造候補です。
コンポは105 5800の11速、フレームはそこそこのカーボン、このセットはほぼ外れなしです。生産現場の技術が上がったか、一昔前みたいな大はずれがほぼなくなりました。
ただ、これに予算が取られるので、ホイールはコスト削減の筆頭角です。シマノの安いの、シンクロス、メーカーホイール、OVALなんかが常連客です。これらは安定です。安定の重ホイールです。おまけです。
たとえるなら、ミニ四駆のデフォルトのやぼったいプラホイールとゴムタイヤですか。たいていの人は速攻で肉抜きタイヤとスポンジタイヤにレッツ&ゴーしません? え、プラズマダッシュモーター? ああ、野良試合派ですか?
Fulcrum Racing 5 LGは2万円です。
Fulcrum Racing 5 LG Clincher Wheelset- 2016
定価 33260円
割引 37%
特価 20838円
※2016/10/06 19:05:53 のProBikeKitの価格
と、新作タイヤでロードのトレンドに乗りましょう。