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カーボンホイール 普段使いできるモデルを大特集

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自転車乗りの思考回路はホイールに始まり、ホイールに終わります。げんみつにはホイール、タイヤ、リムテープ、チューブ、シーラント込み込みの足回りが思考の大部分を占めます。

足回りの交換でバイクの性能と特徴ががらっと変わります。見た目の変化の影響も大です。ファッション、ビジュアル、ステイタスの邪道な要素はばかにならない。ホイールはハキモノに通じます。

大衆化したカーボンホイール

プロ、トップ選手、ハイアマチュア、コアユーザー、機材マニア、カーボンパーツはこれらの人の機材や嗜好品です・・・いや、でした、2010年前後まで。

カーボンパーツの産地のアジア圏の大量生産技術がぐんぐん発展して、値段が一気にこなれました。Bianchiみたいな有名自転車ブランドのフルカーボンロードを15万で買えます。

また、新興ブランド、下請けで力をつけた工場直販、大手自転車通販ストアの完組ホイールがカーボンパーツの相場をぐいぐい引き下げます。

むしろ、そちらが実態価格に見えます。カーボンパーツの素材のカーボン地はアルミやチタンより安価なマテリアルです。結局、プラスチック樹脂ですから。

普段使いのカーボンクリンチャー

カーボンパーツの価格の下落にともなって、用途のマイルド化が起こります。レース用、イベント用、決勝用、タイムアタック用の切り札から普段使い、最初の一本、練習用までポピュラー化しました。

一時代を担ったアルミカーボン

アルミからカーボンへの過渡期には複合型のアルミカーボンコンポジットのようなものが存在しました。SHIMANO DURA ACE ホイールやカンパバレット、Fulcrum RED WINDなどです。

このコンポジット型はフルカーボンリム、カーボンクリンチャーの台頭ですでに廃れました。デュラホイールは旧来のファンと”日本製”のせいで地位を保ちますが、バレットやRED WINDは不人気です。

しろうと考えで複数素材の合体リム < 単一素材のモノコックリムでしょう。折り畳みとミニベロのようなものです。複合部の接合がボトムネック。リムはきゃしゃなパーツですし。

左・フルカーボンリム 右・アルミカーボンリム
左・フルカーボンリム 右・アルミカーボンリム

右のアルミラミネートはまんま銀歯のかぶせです。固いキャラメルでぺろっとはがれかねません、ははは。このようなコンポジット部分の精度と強度を出すのはかんたんじゃありません。

対象的に左のチューブラーのフルカーボンリムはシンプルです。100%の健康な歯です。もちろん、シンプルな個体の方ががんじょうでソリッドです。

運動エネルギー→熱エネルギー

このつくりのわずらわしさをわかりながら、メーカーがコンポジットをつくるのはブレーキ面の安全性のためです。

ブレーキ=運動エネルギーを熱エネルギーに変換することです。必然的になにがしかのブレーキングには熱が発生します。

ジョジョの奇妙な冒険第5部の敵にギアッチョてのがいます。スタンド名はホワイト・アルバムです。珍しい装着型のスタンドです。能力は超低温を操り、周囲にあるものを凍らせる能力です。

このギアッチョが主人公チームのジョルノ・ジョバァーナとグイード・ミスタのコンビとの戦闘中にこんなセリフを吐きます。

  • 超低温は『静止の世界』だ……。低温世界で動ける物質はなにもなくなる。全てを止められる!オレの『ホワイトアルバム』が完璧なのはそこなのだ!爆走する機関車だろうと止められる!荒巻く海だろうと止められる!その気になりゃあなあーーッ。

これははったりでありません。運動エネルギーをホワイトアルバムの能力で一気に熱エネルギーに変換&冷却すれば、爆走する機関車も荒巻く海もカチーン!て止められます。

で、自転車のホイールにはそんなものすごいスタンド能力はありません。平地では過熱が放熱を上回りませんが、下りで生じた摩擦熱は冷めきらずにリムに溜まります。むしろ、マジシャンズレッド!

ダウンヒルでときどきリムを冷やすのはこのためです。低速でブレーキをかけっぱなしにすると、熱を逃がし切らず、リムをほかほかにしちゃいます。

で、この熱がカーボンの耐熱温度を超えてしまうと、変形、溶解、破損を引き起こします。低速のブレーキかけっぱは禁則事項です。熱が逃げず、えんえん+1+1+1+1+1…になります。

実際、スポーツ自転車の速度と初期のフルカーボンリムの耐熱温度はビミョーなところです。たくさんのチャリダーが低速ブレーキかけっぱで高級カーボンホイールをだめにしました。

アルミの耐熱はカーボンよりぜんぜん上です。自転車の速度の運動エネルギーではアルミを溶かすような熱エネルギーは出ません。

そもそも熱がこもらない=熱伝導が優秀です。なべやフライパンはアルミです。

フライパン+水
フライパン+水

それから、リムのブレーキフェイスの加工がカーボンよりかんたんです。カーボンの硬さは加工の段階で裏目に出ます。

カーボンパーツをカットすると、その硬さを思い知れます。ふつうの木や竹の数倍の手ごたえです。かっちかち!

カット完了
カット完了

研磨機の摩耗は鉄やアルミの比じゃありません。ブレーキのみぞをいれるのはたいへんでしょう。

カーボンが進化した

しかし、これも技術の進歩でクリアになりました。さらに油圧ディスクブレーキの登場でリムのブレーキフェイスが不要になりました。リムの熱問題は根本的にありません。

前後ホイールセット完成
前後ホイールセット完成

この場合、熱はディスクローターにこもります。ローターの肉抜き穴やこまかいフィンは装飾や軽量化ばかりでなく、表面積の倍増の意味を持ちます。

でかいローター=止まりやすさ=冷えやすさです。ロードのディスクローターはMTB標準の160mmより小ぶりな140mmです。表面積を下げて、放熱効率を減らして、ブレーキをマイルド化します。

カンパニョーロ、フルクラム、マビックはすでにキャリパーブレーキ用のフルカーボンクリンチャーをします。

シマノはチューブラーやディスクブレーキ用にはこれを出しますが、キャリパーブレーキ用のフルカーボンクリンチャーをいまだに発表しません。

これはコンポジットへの自信のあらわれでしょう。か、リムがフルカーボンであることをとくに重視しない、ブレーキとのバランスで全体的に考えるetcetc

結果的にシマノのフルカーボンホイールを使おうとすると、チューブラーかディスクブレーキ用のチューブレスやクリンチャータイプしか選べません。今のところ、キャリパーのカボクリはない。

ですから、シマノはそうそうにこの記事の趣旨から離れます。WH-R9100 C24 CL Dura-Aceは人気モデルですが、コンポジットですし、ややアナクロです。カタログ値が1400gオーバーになっちゃったし。

おすすめカーボンホイール

最初の一本目から気軽に使えるカーボンホイールを紹介します。この2年で急速に台頭する10万前後のフルカーボンリムのキャリパーブレーキ用のクリンチャーホイールです。

TOKEN C28

TOKENは自転車製造王国台湾の総合パーツメーカーです。ハブやBBみたいな回転系パーツが看板商品です。

TOKENのスクエアテーパーのBBはクロスバイクやミニベロのカスタムにおなじみです。

bb-token
TOKEN BB

近年、このパーツメーカー系企業がぞくぞく完組ホイールを世に送り出します。TOKEN、ALEXRIMS、NOVATECみたいなメーカーはたいていのものを作れます。

軽量のC28がお買い得です。

 Token C28 Full Carbon Clincher Wheelset AW17
Token C28 Full Carbon Clincher Wheelset AW17

定価 158050円
割引 46%
特価 86116-108637円

※2017/12/30 07:11:22のchainreactioncycles.comの価格

これはロープロファイルのナローリムの軽量カーボンクリンチャーです。ペア重量が1.29kgです。ハブは同社のToken Arsenalシリーズです。軍事品級の精密さが売り文句です。

C23の軽いタイヤ、パナレーサーのGillarやBS EXTENZA R1S+ラテックスでヒルクライムだ! みたいな用途に最適です。

Mavic Ksyrium Pro Carbon SL

4大ホイールブランドを忘れない。MavicのオールラウンドホイールのKsyrium Pro Carbon SLがこの価格です。

Mavic Ksyrium Pro Carbon SL C Road Wheelset - 2017
Mavic Ksyrium Pro Carbon SL C Road Wheelset – 2017
定価 201333
割引 23%
特価 154733-155247円

※ 2017/12/30 07:30:59のmerilin cyclesの価格

マビックは2018モデルからチューブレスのUSTをばんばん推します。末尾Cのクリンチャーモデルは刻一刻とカタログ落ちのうきめを見ます。

チューブレスを使わない人、チューブドクリンチャー主義者はこの型落ちをお得に買えます。YKSIONタイヤは問答無用でバンドルします、ははは。

マビックのタイヤ=Hutchinsonです。じゃあ、個人的にスルーアクスルのUSTモデルが気がかりです。アダプターをかませば、BOOSTホイールに載せられます。

ところで、こいつの重さはアルミのKsyrium SL Exalithとどっこいです。が、あっちはc15リム、こっちはC17リムです。結局、タイヤはバンドルしますけど。

PRIME PR-38

PRIMEはイギリスの通販専門ストアWiggle=CRCのプライベートブランドのホイール部門です。もともとCRC発の渾身のオリジナル企画でしたが、2016年の買収合併で両社の共通商品になりました。

PRIMEのホイールはのきなみ超コスパのお値打ち品です。カボクリは価格破壊の黒船クラスです。安い軽いかっこいいのストアPB商品です。


Prime – RP-38 カーボンクリンチャーロードホイールセット

定価 112500円
割引 30% オフ
通常 78749円
特価 70949円

※2017/12/29 01:29:39のwiggleの価格。※特価は割引コード [JPPRIME1] 入力時のもの

これは新型のほうです。PRIMEの立ち上げが2016年ですから、同型番の商品は二モデルしかありませんが、旧モデルはすこし重くなります。

PRIMEのモデルチェンジは毎年のようです。来年の2018年販売の2019モデルはさらに軽くなるか? 継続でグラフィックだけが変わるか? 見ものです。

PRIMEの中身は台湾系パーツと中華カーボンリムの完組ホイールです。「ショップの大将が手堅く手組した良コスパのカボクリ」の大手ストア版です。

ペア1435g、C17のチューブレス互換クリンチャーリム、セミディープ、ストレートハブ、SAPIM CX RAYスポーク、シック系のビジュアル、特段のCONSはありません。

シャマルやレーゼロより安価で軽量です。足回りをいかつくひきしめて、チューブレスで遊んで、登れて走れて、て万能型のパーツです。気軽に使えます。

ロープロの軽量モデルはPR-28です。お察しのように型番の末尾はリムハイトです。


Prime – RP-28 カーボンクリンチャーロードホイールセット

定価 112500円
割引 30% オフ
通常 78750円
特価 70950円

※2017/12/30 07:47:28のwiggleの価格※特価は割引コード [JPPRIME1] 入力時のもの

ペア1372gです。リム幅は16.5ー25mmで、C25タイヤにベストマッチします。重量の差分でC15のアルミカーボンととんとんでしょう。クリンチャーのチューブレス化で越えられる?!

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