Campagnoloが油圧ディスクブレーキ発表 専用クランクH11に新ホイールも


前々から顔見世程度にちょこちょこ出ますが、その度に遠い霧のなかのようなはなしだったCampagnoloの油圧ディスクブレーキ・・・ジロデイタリアのこの時期についに詳細がばーんと出ました。

 

 

欧米のいくつかの自転車メディアですでにログがあります。ぼくのお気に入りのBikerumorから抜粋しましょう。

 


RecordからPotenzaまで待望のカンパの油圧ディスク登場!

 

カンパニョーロの最近の大きな動きは2016年の新型ドライブトレインのPotenzaの投入です。同時期に完成品に近いディスクブレーキのプロトタイプがちらっと出ますが、顔見せに留まります。

 

その後、夏ごろに一番人気の売れ筋ホイールCampagnolo Zondaがワイドリム化しまして、さらにディスクブレーキモデルが出ました。が、肝心のブレーキレバーとキャリパーの続報は鳴りを潜めます。

 

まあ、姉妹会社のフルクラムは前からディスクブレーキモデルのホイールを出します。ホイールの品質は不安なしです。問題はレバーとキャリパーです。

 

で、参加チームに抗議をさせるとかのあの手この手で時間稼ぎをして、ついにロードディスクの完成版を世に送り出します。ツールドフランス前に間に合ったわ・・・てのが正直な感想でしょうか、ははは。

 

ディスク専用クランクと専用レバーH11シリーズが登場

 

ロードバイクのシフトとブレーキは一体型です。ShimanoはSTI、SRAMはDoubleTap、カンパニョーロはErgopowerといいます。

 

これらの機械式のブレーキのケーブル素材は金属線です。これを引いて、キャリパーのピボットでホイールリムを挟んで、ブレーキをかける。

 

一方の油圧ディスクブレーキはホース内のオイルでキャリパーのパッドを押し出して、ホイールのディスクローターを挟んで、ブレーキをかけます。

 

HOPE TECH3 E4

 

これはHOPEの油圧ディスクブレーキです。ホースの中とレバーとキャリパーのタンク(リザーバー)にオイルが通ります。つまり、ピストンです。

 

機械式ワイヤーは引く

油圧は圧す

 

です。ピストンとピボット、動きが対照的です。

 

当然、油圧と機械式のケーブルはノットコンパチブルです。機械式のブレーキアウターは密封されません。コネクト部分はキャップ止めです。

 

ブレーキアウターケーブル

 

一方の油圧ディスクのアウターは完全密封です。つまり、水巻きホースです。漏れや隙間はNGです。蛇口からシャワーノズルまで完封されます。じゃないと、あっちこっちからオイルが漏れちゃいますし。

 

で、ロードバイクのレバーはブレーキとシフターの一体型システムです。油圧ディスクブレーキを使うならば、レバーを専用に設計しなければなりません。リザーバーの確保、ブレーキホースのコネクトなどなどです。

 

カンパニョーロの現行モデルにはディスクブレーキ用がありません。最上位のRecordから普及帯のPotenzaまで機械式オンリーです。

 

そこでグレード外の専用Ergopowerレバーがでーんと投入されます。カーボンハイエンドのH11シリーズです。

 

 

Super Record、Record、Chorusの競技用の上位3グレードの代替オプション品です。くわえて、スルーアクスル用にH11クランクが出ます。リーク価格は650ユーロです。

 

このH11クランクはスルーアクスルのエンド幅142mmチェーンライン用のクランクです。トップレベルのシクロクロスのレースにまっさきに使われますかねー。

 

もちろん、クランクの交換はケースバイケースです。しかし、油圧ディスクブレーキ車のフレームはクイックリリース式からスリーアクスル式に急速に変わります。そして、チェーンステーがぐっと短くなります。

 

パーツの相性でチェーントラブルが出かねません。そのためのH11シリーズです。まあ、趣味個人用途ではミックスで使っちゃいますが。

 

次のモデルチェンジではSuper Recordモデルのスルー用クランク&エルゴパワーレバーとかも出ます。ますますシマノの後追い感が強くなりますけど。

 

さらにグラベル、ハイブリッド、オールロード系のトレンドに乗り遅れまいと、Potenzaには正規グレードの新型ディスクブレーキ用アルミクランクとレバーを追加します。Potenza 11です。

 

クランクセットは255ユーロ、販売時期はなんと6月以降です。もうすぐそこじゃないか! H11は年末までに順次です。やっぱし、シクロシーズン用ですか。

 

フロントシングルはさすがにないかあ? でも、Potenzaは新グレードですから、ファンのアレルギーは少なめでしょう。

 

Super Recordを1×11にしちゃったぜ! とかしようなら、古参ファンからやいやい言われますけど、ははは。

 

Potenza 11とH11カーボンはコンパチです。それから、BBが段階的にウルトラトルクタイプに統一される、て一文があります。ウルトラトルクが標準になるかあ?

 

そんなこんなでPotenzaの注目度が高くなります。フロントシングルが出ろ~。

 

ShamalとBora oneのディスクブレーキモデルが登場

 

この発表の以前でカンパのディスクブレーキホイールはゾンダDBだけです。ちまたの人気ベスト1ホイールです。が、これはレースや競技レベルにはちょっと力不足です。

 

フルクラムにはRacing  Quattro Carbon DBがあります。これはセミディープのカーボンクリンチャーです。

 


Fulcrum Racing Quattro Carbon Clincher Disc Brake Wheelset

定価
割引 %
通常 106045円
特価 100045円

※2017/05/10 01:33:13 のProBikeKitの価格。特価は追加割引クーポンコード[ B4C75 ]を入力した場合の金額

 

カーボンホイールとの好相性はディスクブレーキの明らかなPROSのひとつです。カーボンの弱点は熱です。長い下り坂でリムにブレーキをかけ続けると、わりと簡単に変形や融解をやっちゃいます。

 

熱変形は一発アウトです。高いカーボンホイールが一日でぱー! てことは珍しいはなしじゃありません。ついでに専用ブレーキシューがげりげり削れます。ランディングコストもばかにならない。

 

その点、ディスクブレーキはホイールをじかにマウントしません。ディスクローターを挟んでブレーキングします。リムへの負担はほぼありません。

 

ただし、ホイールとフレームの剛性が必須です。そのためにホイールのスポークの組み方は前後で同じになります。で、クイック式よりスルーアクスルが好ましくなります。

 

ぼくはクイック式のミニベロでディスクブレーキをしますが、たまにブレーキングでリアホイールをずらしちゃいます。ディスクブレーキを使うなら、スルーアクスルをチョイスしますね~。

 

エンド幅は148mm=Boost 規格

 

あと、クイック式は締め付けの加減でディスクローターがちょろっとずれます。シュ・・・シュ・・・シュて音鳴りがたまに出ちゃいます。神経質な人はいーてなりますね、ははは。

 

で、新ホイールが登場します。

 

Samal Ultra DB 2way

Bora one TU DB

Bora one CL DB

 

です、今のところ。Shamalのダークラベルの前後3G組みはもう今からかっちょよさが目に浮かびます。ナチュラル黒モノトーンですわ。

 


ザ・USBハブです。これはセンターロック=シマノタイプです。リム内径は17cで、推奨タイヤ幅は25-28Cです。

 

ホイールもそろそろ新作2018モデル発表の時期です。ついこの間に2017モデルの記事を書いたように思えますけど、ははは。

 

Zonda C17 2wayやScirocco Carbonが出るかな~。