カンパニョーロのウェアが5年ぶりの復活! 公式の直販がスタート


世界三大変速機会社は堺国のシマノ、USAのSRAM、そして、イタリアのヴェネト州のカンパニョーロです。台湾の微转、microSHIFTはだいたいハブられます。

 

それぞれの変速機屋は総合自転車産業会社です。根幹のドライブトレインからホイール、パワーメーター、電動ユニット、ウェア、アクセサリ、釣り具、カフェまで多角的に商売します。

 

シマノスクエア店内カフェ席

 

でも、自転車アパレル、サイクリングウェアは三社三様です。常識的にスポーツウェアはドル箱ですが、サイクリングウェアの市場規模はメジャースポーツほどじゃありません。

 

 


2013年にアパレルから撤退したカンパ

 

シマノは自社のウェア部門を手堅く展開しつつ、欧米のパールイズミを子会社化して、海外売り上げを伸ばします。

 

いちばんの得意先はヨーロッパです。おかげでシマノのウェアとシューズのサイズはEUに準拠します。アジア人にはウェアはでかめ、シューズは細めです。

 

アメリカのSRAMは本格的なウェア部門を持ちません。出てくるのはCANYONやRaphaやTLDとの連名のジャージやシャツばかりです。

 

で、最後がカンパニョーロです。ここは数年前までウェア部門をしましたが、2012年に完全に撤退しました。2013モデルがラストイヤーです。

 

復活! CAMPAGNOLO PERFORMANCE APPAREL

 

それから5年の歳月を経て、満を持したか、新しい素材を開発できたか、良いデザイナーを雇えたか、ウェア部門を再ローンチさせました。

 

公式名称はCAMPAGNOLO PERFORMANCE APPARELです。

 

 

思わせぶりなティザーサイトでファンの期待を掻き立てて、「電動ドライブだ」とか「アシストユニット」とか「新型クリックリリースだ」とか「新しいコルク抜きだ」てあれこれ推測されました。

 

ぼくはeTapみたいな無線ドライブや12速メカを期待しちゃいましたから、『アパレルウェア復活!』て公式発表には肩透かしを食いました。

 

デザインはシック上質高機能

 

CAMPAGNOLO PERFORMANCE APPARELのデザインはイマドキ・スタイリッシュです。つまり、Rapha系です。

 

旧来のハデハデ系ジャージはほんとに不人気です。蛍光色や企業ロゴはウェアのブランド価値をかくじつに下げます。ハデハデ系のメリットは視認性ばかりです。おしゃれではない。

 

ロードバイクのハデ系ウェアは同自転車のジャンルのアーバン系、オフロード系アパレルにぜんぜん負けます。てか、全アウトドアアパレルの中でダサい部類に入ります。

 

 

道中のコンビニ、古い中華屋以外のお店に恥ずかしげなく入れるかが分かれ目です。まともな人は派手系ウェアでは気後れします。

 

むしろ、Rapha系以外のスタイルは現代のロード界の需要に合いません。若い世代にもベテラン世代にも受けません。

 

ライトユーザーがハデハデ系に袖を通すと、ばくぜんとしたコスプレ感を醸し出してしまいます。オフロードのバカっぽいはではでさとは別方向です。

 

いまやロード系ハデハデジャージの愛好者は一部のハイアマチュアやロードレースファンばかりです。アパレルのトレンド的には一昔前のスタイルです。

 

公式直販から買える

 

『店頭訪問、対面販売』は自転車業界の牧歌的なスタイル、独自の商習慣です。国内小売店は一部のブランドの完成車やフレームをネットで売れません。

 

また、海外通販ストアは一部のブランドの日本向けの出荷を凍結します。CRCやWiggleのJP版にSRAM、MAVIC、GARMINなどの商品情報は出てきません。

 

が、より大きな時代の流れは自転車業界のみでどうにもこうにもなりません。現代のお買い物のスタイルの主流はネット通販です。

 

ユーザーは実店舗に行きません。専門店に行きません。ネットで自由に比較して、安いショップで買います。この方式に慣れ親しむと、実店舗の買い物にわずらわしさを覚えます。

 

古風な自転車業界さえがこの流れを無視できず、多数のブランドが公式直販、ディーラー飛ばし、ストア抜きみたいな販売方式を併用します。

 

ドイツの人気ブランドCANYONはネットショッピング時代の申し子です。ここは公式の直販しかしません。実店舗の店頭には実車がない。イベントや試乗会は貴重です。

 

で、このCAMPAGNOLO PERFORMANCE APPARELはカンパニョーロの公式ページからカートイン&ワンクリックで全世界にデリバリーされます。そのためにEstoreが開設しました。

 

公式通販専門か小売り店兼用かは未定です。CRCやWiggleで買える日が来るか? 直販の配送サービスがちょっと不安です。ラテン系のイタリアの配送だし。

 

日本への送料は9.9ユーロ

 

100ユーロ以上の購入物がフリーシッピングの対象になります。ただし、EU圏だけです。日本への送料は9.9ユーロです。1400円弱。

 

EU内の付加価値税のVATの免除は不明です。カンパのEストアの設定をJAPANにして、カートインしても、EU表示価格で請求されます。改善して~。か、デフォルトが税別だあ?

 

返品期限は商品の受け取りから14日以内です。14日でイタリアのセンターに届くか・・・不安です。

 

支払い方法はクレジットカードかPaypalです。話題のビットコインはむりです、ははは。

 

ジャージ、ショーツ、カジュアルウェアなど

 

ローンチの販売品はそんなに多くありません。C-TECHシリーズてのがフラッグシップです。サイズ展開はXS-XXLです。アジア人からオランダ人までカバーします。

 

そのほか、プラチナ、チタン、コバルト、みたいなシンボリックなシリーズがあります。プラチナのイメージが赤、チタンが青て初期カラーはなぞです。

 

いずれの装飾が”Campagnolo”とエンブレムのワンポイントかツーポイントです。はい、すでに字体とフォントはSHIMANOに勝ちました。個人的にSHIMANOロゴ=釣りのイメージです。

 

カンパのエンブレムはなんの図?

 

カンパの簡易エンブレムはおしゃれです。てか、これがホイールと羽とクイックリリースの間略図だてはじめて知りました。Tシャツのプリントがオリジナルのエンブレムです。

 

そんなこんなでCAMPAGNOLO PERFORMANCE APPARELの初見の印象は悪くありません。ウェアの潮流の研究の成果が伝わります。そして、Raphanのすごさがあらためて浮き彫りになります。

 

実際、Rapha系のつぎのトレンドをぜんぜん予測できません。ハデハデ系ウェアへの大回帰ブーメランは非現実的ですし。

 

逆にそれを発見できれば、次世代のサイクルウェアの寵児になれます。ジーパンとパーカーで遠出しちゃうぼくには無縁のグッズですけど、ははは。