Campagnolo CALIMA ロープロの新作入門用ホイール


先日、本家のカンパニョーロのオフィシャルサイトに2018モデルのホイールとグループセットのPDFカタログがアップデされました。

 

下から二番目のブービーグレードのVENTO asymmetricと軽量の非G3組みのハイエンドロープロチューブラーのHyperon Ultra TWOがカタログ落ちしました。

 

また、海外通販サイトのPBKが在庫する無印Neutron 2018はカタログになくて、Neutron Ultra 2018はしっかりあります。じゃあ、PBKの在庫はなんだあ? バルクのノットUltra?

 

Bora DBとShamal DBの詳細がようやくあきらかになりました。BORA DBは3×8=24本、Shamal DBはZONDA DBと同じ3×7=21本のG3スポークレイアウトです。

 

smahal db 2018

smahal db 2018

 

個人的には3×8や3×9よりこの3×7のレイアウトがクールです。スポーク間のバランスが見た目的にグッドです。3×8や3×9はなんかきゅうくつではんざつだ。

 

セミディープのシロッコ35の軽量化でおっとなって、リストの最後で???となります。ぜんぜんの未知のモデルがそこにありました。

 

Campagnolo CALIMAです。

 

ロープロ、1826g、3×9 G3のキャリパー用アルミホイール

 

ぼくの記憶にはこのCampagnolo CALIMAてモデルのおぼえはぜんぜんありません。Campagnolo Wheel Catalogue 2017にはなかった。

 

モデル名でサーチを掛けても、ネット上から過去ログを見つけられません。2017年10月3日の”Campagnolo CALIMA”のGoogleの検索結果の総数が1240件です。

 

案の定、”カンパカリマ”で検索すると、”カンパコリマ”の単語羅列的な検索用のペラペラ結果に飛ばされちゃいます。そして、コリマはCORIMAて高級ホイールブランドです。

 

十中八九、このカンパのカリマは2018モデルの完全新作でしょう。過去モデルの復帰版であれば、検索数がもう少し増えますし。

 

まずはカタログのデータです。CALIMAちゃんのステータスはこんなです。

 

モデル名 重量 タイヤ種 タイヤ幅 素材 価格 備考
CALIMA Front 789g CL 25以上 アルミ 18ラジアル組み ロープロ
CALIMA Rear 1037g CL 25以上 アルミ 3×9 27 G3組み ロープロ
CALIMA Rear HG(Shimano / SRAMフリー) 1089g CL 25以上 アルミ 3×9 27 G3組み ロープロ

 

で、イメージ図がこんなです。

 

Campagnolo CALIMA

Campagnolo CALIMA

 

公称の1826gはカンパフリーのペア重量です。Shimano / SRAMフリーのセットは1878gです。まあまあの鉄下駄です~。

 

CALIMAのリム幅はスタンダードなC17です。メーカー推奨タイヤ幅の下限は25mmです。他社の推奨幅を目安に25-32がベターです。23Cはこの2年でもうメジャーじゃなくなりました、ざんねん。

 

それぞれのパーツの素材はリム=アルミ、ハブ=アルミ、ベアリング=スチール、スポーク=スチールです。スポークはSS=ステンレススチールじゃなくて、S=スチールです。ふつうの鉄スポークです。

 

ふつうの鉄スポークはCALIMA以外ではKHAMSINのフロントホイールにしか使われません。シロッコ以上はSSスポークです。

 

ここからこの新型ホイールの位置づけが知れます。廉価版、入門用、補修品、完成車向け、バルク! です。

 

グレードのランキングや重量からシマノのWH-RS010、フルクラムのRACING SPORTS LG、マビックAKSIUMに相当します。9-10-11速の1800gのアルミのホイールです。

 

C15リムのWH-RS501のほかはすでにワイドリムです。WH-RS501の推奨タイヤ幅の19-28が逆に目新しく見えますね、ははは。

 

そして、カンパの姉妹企業のフルクラムのRACING SPORTS LGは完成車向けの安ホイールです。これの本家本元版がCALIMAです。

 

「でも、フルクラムで完成車向けは十分に間に合わへんけ?」

 

てのが率直な感想です。シマノ、スラムドライブの廉価グレードのロードバイクにはそうでしょう。でも、今季から復活したカンパニョーロのエントリーグレードのドライブトレインが絡むと、このカリマの誕生の事情がわかります。

 

Centaurのセット完成車向けか?

 

カンパ初のディスクブレーキ! に話題を取られて、インパクトに欠けますが、エントリーグレードのCampagnolo Centaurが2018モデルから復活しました。

 

位置づけはドライブの最下層、アンダーグレードです。でも、変速数は11速です。去年今年でSRAMがMTBで12速を販売するとか、13速の試作品が展示会でお目見えするとかします。

 

実売10万の11速のしっかりしたブランドのロードやMTBがぜんぜん珍しくありません。安さで9速、10速を選ぶメリットが相対的に薄れます。Centaurの11速化はそんなご時世に合います。

 

 

で、シマノ車やスラム車ばかりだったエントリークラスの11速ロードにカンパニョーロ車が入る余地が生まれました。ハイエンドのユーザーは爆発的に増えません。裾野の拡大にテコ入れする方が可能性を持ちます。

 

女子受けするビアンキのエントリーモデルにカンパニョーロCENTAURドライブ、そして、足元はCALIMAです。

 

「イタリアづくしのおしゃれなロードバイクが入荷しました!」

 

てキャッチーなアナウンスがはかどります。「安心安全シマノ製11速コンポです!」が「本場の上質なカンパニョーロ製の11速ドライブです!」に置き換わります、ははは。

 

そんなカンパCentaur搭載の完成車向けのホイールはFulcrum Racing SportよりCampagnolo CALIMAになります。「ドライブとホイールのブランドを合わせる」てウルサガタの趣旨に反しませんしね。統一感はファッションにはだいじです。

 

実際にCALIMA搭載の完成車はCENTAUR搭載車です。いくつかの通販サイトに2018 ORBEA Orca M32て入門用ロードバイクのページがあります。

 

ケンタ11速とカリマホイールのカーボンロードです。お値段は1999ドル、1799ユーロ、1499ポンドです。だいたい日本円換算で22、23万円です。

 

CENTAURとこのCALIMAでこうゆうフルカンパの20万前後の11速エントリーロードがじわじわ増えましょう。オルベアはスペインのブランドですが、ビアンキ、コルナゴ、デローザが一斉にやれば、なかなかのインパクトが出ます。

 

とくにビアンキは最強の女子力を有します。イタリアづくしのチェレステカラーのカーボンロードの11速、超々高バランスなフィットネス&アクテヴィティ&ファッションアイテムでしょうよ。

 

彼女か嫁さんにプレゼントしましょう。フルシマノの完成車よりおしゃんてぃです。定番鉄下駄ホイールWH-RS501はタイヤのトレンドからすこし外れちゃいますしね。