琵琶湖は近畿の水がめです。香川県がうどん県であるように滋賀県は琵琶湖県です。「琵琶湖の水を止めるぞ!」は下流域の大阪や京都への脅し文句に良く用いられます。
この滋賀はぼくの地元の大阪とは隣接しません。隣の隣の県です。しかし、京都市から滋賀県の県庁所在地の大津までの距離はせいぜい10kmです。JRでは京都-山科-大津です。二駅10分。
で、大阪の中心部から大津までは京都+10km=約55kmです。これは自転車乗りには日帰りサイクリングの範疇です。さらにそこから始まる琵琶湖一周のビワイチは関西屈指のサイクリングルートです。
このビワイチの基本的な情報、距離、ルート、時間、宿などなどをぼくの経験から紹介します。
はじめてのビワイチ
さて、ビワイチはレースや試合ではありませんから、公認のスタートやゴールはありません。また、幾つかのショートカットや寄り道があります。
ここでは大阪、京都方面からの自走ビワイチの解説をします。
- サイクリングスタート地点=なにわ自転車道榎木橋
- ビワイチスタート地点=大津港
- 進行ルート=半時計周り
- 大阪-大津往復=110km
- ビワイチ総距離=200km
- 初日予定走行距離=180km
- 二日目予定走行距離=130km
- 総走行距離=310km+α
です。
ビワイチキャンプの持ち物
日帰りのビワイチの持ち物はチャリ、スマホ、紙地図、おさいふ、サドルバッグorフレームバッグくらいです。いつものサイクルスタイルです。
が、キャンプチャリダーはそんなに気楽じゃありません。テント、シート、着替え、タオル、歯磨きなどが必須です。

しかも、行き先が琵琶湖です。ザ・日本屈指の淡水釣りスポットですよ。少々の釣り道具を入れざるを得ません。
で、あれやこれやそれやでけっこうな荷物量が出来上がりました。所持品の一覧はこんなです。ピンクが捨てられない重要アイテムです。
- ツーリングテント
- シート
- バスタオル
- 空気入れ
- 替えチューブ
- パンク修理セット
- 釣り竿
- ルアー一式
- 缶詰
- さいふ
- 1000円札x8枚
- スマホ
- ワイヤー錠
- めがね
- 歯磨きセット
- 500mlお茶
- 薄手のパーカー
- 短パン
です。サイクル4大神器のスマホ、お金、修理セット、空気入れ+キャンプ3大神器のテント、シート、歯磨きてところです。
正味、野宿の最重要アイテムは歯磨きより寝袋です。が、今回のチャリキャンプでは寝袋は見送られました。理由はなんとなくです、ははは。
釣り具と缶詰はふんいきです。ぼくのなかのアウトドア細胞の悪魔が「持っていけよ~」と囁きました。
バッグ類は上の写真のテント収納バッグ、そして、リュックサックとウエストポーチです。ぼくはサックを担いで、テント、シート、ポーチを車体にむりやりセットします。

うーん、やっつけですー。えげつない取ってつけた感です。まあ、そのへんのもんをテキトーに取ってつけましたけど、ははは。せめてボトルケージを付けましょうや~。ずぼらしました。
荷物の重量はざっと10kgです。せっかくのフルカーボンフレームとカーボンリムの軽さがだいなしですわ。まあ、かまへんけど。速さは二の次ですわ。
服装は、
- EDWIN 503 ジーパン
- Champion キャップ
- UNDER ARMOUR ナイロンTシャツ
- LEVIS レザーベルト
- Hummel アエラートII フットサルシューズ
- Aquascutum コットントランクス
です。完全に夏場の普段着です。やっぱし、サイクリングにはジーパンです~。遊ぶときにもジーパン、寝るときにもジーパンです。ジーパンサイコー! デニム・イズ・マイスキン!
で、サックを担いで、チャリに跨って、スタート地点へ行きます。

場所はマイフェイバリットサイクリングコースの神崎川沿いのなにわ自転車道です。時刻は朝の6時前です。朝日がまぶしく輝きます。
ちなみに前夜の睡眠時間はゼロです。昼過ぎまで寝ちゃって、そのまま徹夜して、ここまで来ちゃいました。
今日明日の大阪・滋賀の天気は晴れです。最高気温は29度、絶好のサイクリング・キャンプ日和です・・・いや、結果的にすこし暑さと日照りが勝ちましたね。この二日はえらい夏日でしたわ。
そんな過酷な未来を知らないぼくは五月の涼しい朝の空気に気をよくして、よーいドンでスタートします。
波乱のビワイチ一日目に続きます。