そのゆるポタは本物か? ゆるorがちテスト サイクリスト度が丸分かり


ポタリングの記事でちょろっと示唆しますが、ロードバイク乗りの「ゆる」はたいていゆるくありません。女子の「かわいい」くらいの信憑性です。たいていかわいくありません。

 

ゆるーいポタリング、ゆるポタ、ほんまのゆるゆる、貧脚ですわ~、と抜かしておいて、平均速度30kmでびゅーんとライドするゆるポタ詐欺、ゆるゆる詐欺が全国的に多発中です。

 

こんなフェイクはチャリ界隈だけの問題じゃありません。

 

「フットサル 個人募集です 超ビギナーのエンジョイクラスです。女子も歓迎!」

 

みたいな書き込みを見て、ゆるいキモチで参加すると、しばしばガチムチ系のプレイヤーに囲まれます。

 

うしろから指示をわんわん言う、ふつうにボディコンタクトしてくる、しろうとキーパーにフルパワーシュートをかます・・・

 

「どこがファッキンエンジョイじゃ?!」

 

てことは珍しくありません。

 

初心者、エンジョイ、ゆるゆるのレベがほんとにまちまちですね。

 

日本人はたいてい真面目にもくもくやっちゃいますから、本格志向、競技マインド、部活風、アカデミック、ストイックにずんずん突き進んで、とどのつまりに『スポーツ』にしちゃいますね。

 

フィットネス、ホビー、アクテビティをしに行って、『スポーツ』や『トレーニング』をさせられるのはやや心外です。

 

がんばる、耐える、ファイトする、ルールを設けるのはスポーツです。これはすでにゆるゆるじゃありません。がっちん、がちがちです。

 

そのジャンルに長くはまると、初心を忘れて、無意識にハードルを上げて、視野を狭めてしまいます。未来はザ・老害チャリダーですね。権威主義と排他主義、ルールとアナクロの権化みたいになっちゃいます。

 

23cタイヤ、クリンチャー、キャリパーブレーキ、130mmクイックエンドにやたらと固執する人はとくに注意しましょう。がんこおやじの初期症状です。行き着く先は町のへんこなチャリ屋の大将ですね。

 

じゃあ、今一度、ゆる・がちの境界線を再認識しましょう。ウルトラゆるチャリダーのこのぼくが独自の10個のチェック項目を用意しました。チェックの個数でサイクリスト度が分かります、きっと。

 

B4C的ゆる・がちチェック

 

さて、チェックの前に注意事項を確認しましょう。チェック項目はぼくの独断と偏見ですね。しらみつぶしにあらを探さない。むかっとしない。ゆるさが大事です。ジョークですよ、ジョーク。

 

では、参りましょう。エアゆるチャリダーを炙り出せ! ゆるゆる詐欺撲滅! あなたのゆるorがち度がまるっと分かるチャリダーテストのスタートですよ!

 

その1 ハンドルがドロップハンドル

 

ふだんのチャリンコを見ましょう。ハンドルはなにハンでしょうか? フラットハンドル、ライザーバーハンドル、Pハンドル、鬚ハンドル、あ、昭和風のカマキリだあ?

 

鬼ハン

鬼ハン

 

え、違う? ど、ドロップハンドルだあ?! ロードバイクの象徴じゃありませんか! 競技用の機材ですよ?! 競輪選手け?

 

はい、ドロハン車をたくみに乗りこなすあなたはすでにガチのサイクリストです。

 

その2 ペダルがビンディングペダルorクリップ付き

 

ゆるチャリダーの足元はつねに気楽なフラットペダルですね。小ぶりのもの、軽量タイプ、折り畳みタイプ、ピン付きのオフロードタイプなどなどがあります。

 

個人的に樹脂製の大き目のフラペダがコンフォートで良コスパですね。TIOGAのこれがお気にです。

 

左クランクとペダル

左クランクとペダル

 

で、非ゆる系の固定式ペダルはこんなやつですね

 

 

フォーマル・アカデミックです。ふつうの靴やサンダルで踏めません。使用には特殊な専門シューズを要します。

 

これはれっきとした競技、スポーツ用の機材ですね。ゆるさのかけらもありません。がちです。ことさらに本気勢、熱心な人は万事に足元からばっちし固めます。おガチは足元から!

 

その3 サイクルコンピューターを使う

 

チャリンコでのお出かけにスマホは必須ですね。これ一つでナビ、地図、カメラ、時計、連絡をコンプリートできます。ウルトラ万能グッズですね。

 

正味、beforeスマホとafterスマホ時代では自転車活動の難易度が別次元です。スマホ以前のライダーはトラブルや時にはどう対処したのかなあ? と往時の苦労が忍ばれますね。

 

スマホにはGPS機能があります。速度と距離の算出は可能ですね。便利な専用のアプリもありますし。

 

が、これに飽き足らず、自転車用のサイクルコンピューター、いわゆるサイコンを買っちゃう人は本格派の極みですね。

 

より正確に

より厳密に

より専門的に

 

more、more、moreです。ストイックですね。こんな向上心はゆるチャリストの風上に置けません。

 

『GARMIN』てロゴを見たら、がちを覚悟しましょう。秒単位の正確なスケジュールを求められます。

 

その4 ウェアやアクセにこだわる

 

ゆるチャリダーの認識ではポタリング、サイクリング=スポーツじゃありません。ホビー、レジャーです。外出にいちいちスポーティな格好をしません。きのみきのままで出かけます。

 

チャリンコごときにメットを被るのは世間的にはうそ、大げさ、非常識ですね。キャップ、ニット帽、ハットなどがゆるさの証です。もちろん、ノーヘルが理想的ですね。

 

ことさらに一般人のノーヘル・ノーメットを見咎めて、しゃにむにヘルメットを強制しようとするのはガチのなかのガチ、ザ・フォーマルチャリダーですね。あなたの常識は世間の非常識です。

 

真のゆるチャリダーは普段着で自転車に乗ります。女子のスカートはややミスマッチですが、ジーパンやショートパンツはぜんぜんOKですね。

 

がちのサイクリストはなにかとピタピタ系の服装をして、体の線を出したがりますね。スポーツウェアのなかではダサめのビジュアルです。

 

そして、パッド付きのインナーを履いて、ケツをもりもりさせちゃいます。

 

パッド付きインナー

パッド付きインナー

 

ケツに緩衝材のジェル入りパッドが入ったパンツですね。こうゆうのを履いて、十何時間と走ります。がちがちですね。

 

さらに上下一体型ワンピースタイプのサイクルタイツを履く人は基本的にノーパンですね。常人には理解不能な異次元のスタイルです。

 

トイレして、これをノーパンで履いて、サドルにまたがります、うへえ。

 

その5 逆走にイラっとする

 

ゆるチャリダーはおおらかな現実主義者です。現実的にチャリダーをしますね。歩道走行、右側走行はふつうです。臨機応変でおおらかだ。

 

一方のがちチャリダーは原理主義者です。現実より原則を重視しますね。すなわち、つねに左側走行、つねに車道走行です。自転車=軽車両です。

 

まさにルールの権化、法ですね。わりと頑固でいこじです。「おれがこの道路を守る!」みたいな勢いです。

 

そのわきで警察官の自転車がふつうに歩道を走っていきます。そして、二段階右折の原則はしばしばすっぽかされます。速度制限の認識もあやふやですね。線路前できちんと一時停止しますか?

 

ゆるチャリダーは他人の逆走や無灯火、少々のイレギュラーにいらっとしません。「もう!」って言いますけど、そんなにかっかしません。よそはよそ、うちはうちです。お互い様です。

 

それを親の仇みたいに糾弾するとか、世のピーポーに幅広く是非を問うとか、写メしてSNSに晒しあげるとかはガチの真骨頂です。

 

じゃあ、ビミョーにロマンチストですね。青臭い独善的なジャスティス感が垣間見えます。

 

「人の過ちは大きく見え、おのれの過ちは小さく見える」

「自分のことは棚に上げる。人のことは引きずりおろす」

 

ですね。

 

その6 チャリ垢を作りました!

 

SNSは手軽なコミュニケの手段ですね。匿名でかんたんに複数のアカウントを作れるTwitterは日本ではとくに人気ですね。

 

現代社会ではキャラクターの使い分けが人生を左右します。ネット上の軽い発言さえが一貫性を求められます。単一のアカウントのTLをピュアにするのは難しいところです。

 

乗り物は人の性格を変えます。チャリンコもその一種ですね。ふだんだらけてルーズな彼がチャリに乗るとルールとマナーの権化と化すとか、大人しいぼくがオラオラ系のやからに豹変するとかしますね。

 

むしろ、そっちが本音の本性でしょう。げにスピード、速さは上っ面をかき消すおそろしい魔法ですね。

 

で、几帳面な人はTLの純粋性や整合性を取るためにわざわざ自転車用のアカウント、チャリ垢を作ります。完全主義者ですね。そして、早晩にRT走やチャリ愛PRやなぞの啓蒙活動をし始めます。

 

エア貧脚、チャリ暦詐称、ゆるポタ詐欺の多くもこの場で行われます。現代社会の根深い闇ですね。

 

チャリ専用アカウント、アニメor動物アイコン、フォロワー<フォローみたいな人のゆるポタの誘いはえてしてゆるさの皮を被ったごりごりのスポーツになりがちです。

 

だらだらマイペースでゆるチャリしようなら、その場でにこやかにされても、後でぼろくそに陰口を言われますね。

 

その7 二個以上の鍵を付ける

 

自転車の盗難は傘の盗難なみに頻出しますね。住宅街、オフィス街、郊外、チャリパク屋さんは場所を選びません。

 

夏休み中の学生も優秀な自転車ハンターです。軽いノリで盗んで、二人乗りして、その辺にぽいします。どんくさいアホはおまわりに見つかって、パクられますね。

 

それでも、ゆるチャリダーは鍵一つで一安心します。ワイヤーロック、ナンバーロック、リング錠、すえつけの安い鍵、とくに拘りません。

 

100円自転車ワイヤーロック

100円自転車ワイヤーロック

 

他方、がちの人は盗難を必要以上に心配して、ごてごとごつい鍵を二重三重にかけますね。しかも、トイレ休憩で2、3分しか離れないのに。

 

しかもしかも、鍵のひとつが1kgだ! とか。ホイールより鍵のがヘビーですやん・・・

 

ぼくはスーパーやトイレ休憩では基本的にロックフリーで行きますね。

 

ポカリ補給

ポカリ補給

 

チャリパクされるのはいんけつなアンハッピーさんだけでしょうよ~。チャリの神さまが守ってくれますって~。うちだけは大丈夫だって~。

 

げにゆるチャリダーは基本的に楽観主義者です。

 

その8 スタンドを付けない

 

街乗りゆるポタでスタンドは必須ですね。現実、お店や休憩ではどこかに止められますから、そんなに不便しません。が、写真を撮るときに非常に苦労しますね。

 

こうゆうシチュエーションで困ります。チャリの横顔を写せません。

 

琵琶湖のほとりで朝飯だ

 

ゆるチャリにこうゆう写真は絶対マストです。そのためにスタンドは不可欠です。便利だしね。

 

これをむきになって排除にひた走るのはゆるさへの反逆ですね。スタンド付きのチャリを蔑視するのはもう末期のガチチャリダーです。

 

その9 他人のチャリがやたら気になる

 

人間は手前勝手な生き物です。興味の対象には異常な注意力を向けますが、無関心のものには唾も引っ掛けません。不都合な情報には耳をふさぐか、無視を決め込みます。

 

チャリダー以前の街中のチャリンコや自転車屋はモブと背景です。ゲームの話せないNPC、入れない建物ですね。なんの興味もわきません。

 

ところが、そこそこの自転車を買って、ちょろっと走りにでた瞬間から、追い抜くチャリ、追い越されるチャリ、すれ違うチャリ、停まったチャリ、放置のくちはてたチャリまでが気になりだします。

 

そして、道すがらの自転車という自転車がなんか魅力的にきらきらと輝き始めます。そして、主要幹線沿いのCBあさひの多さにちょっと引きつつ、ちっこい店舗に愛らしさを覚えます。

 

あなたの目線はよそさまのチャリを食い入るように見つめませんか?

 

その10 ほかのチャリに追い抜かれるとむかつく

 

ゆるチャリダーはスポーツをしません。がんばりません。きそいません。マイペースでぼちぼち楽しく走ります。

 

よそのチャリに追い抜かれると、

 

「わー、はやーい、すごーい」

 

となります。

 

以下のようなパターンはガチの典型ですね。

 

「追い抜かれた! 負けるか!」

「ふふ、今のわたしはオフモードです。むきにはなりませんよ」

「グッドスピード。おれより早い。でも、短距離ならいい勝負できるかも」

「事故れ、ぼけ」

「あー、ホイールがちゃうわー。そら、勝てんわー。ホイールがなー、ホイールがー」

「信号で停まるけ? 減速しよらんぞ・・・はい、信号無視りました。クズでした、チャリンカスでした、Fuckin Fredでした」

 

ですね。ゆるチャリダーはこのような対抗意識、すかした取り澄まし、白こいスポーツマンシップ、悪態、言い訳、いちゃもんなどとは無縁です。

 

結果発表

 

チェック項目3つ以下がゆるチャリダーですね。4つ以上はガチになります、かくじつに。5つ以上は黄信号ですね。今後のガチガチ化に留意しましょう。

 

10点満点? はい、あなたはもう手遅れです。家族や友人に白い目で見られませんか? 世間的には立派なビョーキですね。

 

逆に0点だあ? じゃあ、もうすこしチャリに興味を持ちましょう、うちのブログを一から読んでね!

 

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