Shamal Ultra ディスクブレーキモデルが登場 チューブレスで前後G3組み


イタリア国ヴェネト州の名門自転車ブランド Campagnoloは変速屋ビッグ3の一角です。創業者のトゥーリオ・カンパニョーロはクイックリリースの発明者ですね。

 

ビッグ3のなかではピュアロードレーサーのジャンルしかしなかったカンパニョがついにディスクブレーキの販売にこぎつけました。これは近年のカンパ史のなかでは最大のエポックメイキングですね。

 

うわさはずいぶん前からありましたし、去年の春先にほぼ最終版の試作プロトタイプがちらっと出ましたね。それから、ホイールだけがさきにぽつんと出ました、ZONDA C17 DBですね。

 

で、それからはや一年が過ぎて、製品版のErgopowerレバーとキャリパー、さらにスルーアクスル用のカーボンクランクH11、DB用のPotenza 11などがどーんと発表されました。めでたしめでたし。

 

そして、ひとりぼっちのはみごだったゾンダさんに心強いディスク仲間が加わりました。Shaml Ultra DBとBora One DBです。

 

ホビーレベルから競技活動までディスクロードホイールの選択肢が広がります。ここでは万能なアルミハイエンドのShaml Ultra G3 DBをピックアップしましょう。

 

チューブレスで前後G3!

 

カンパニョーロのホイールのアイコンはG3ですね。特徴的なスポークの組み方のことです。

 

g3 layout

g3 layout

 

横のビジュアルはこうですね。3本セットに見えます。セットの中のスポークが半フリー側、サイドの2本がフリー側にあります。進行方向から右14本、左7本の21本のかっちょいいパターンですね。

 

カンパニョーロのホイールはこのレイアウトを採用します。例外はクラシカルなNuetronとトラック用の円盤ホイールのBora TTですね。

 

あと、安価ないくつかのタイプが変則G3ですね。スタンダードなMega G3とすこし異なります。

 

そして、フロントは放射型、ラジアル組みですね。前ラジアル、後G3がカンパニョのホイールのスタイルです。

 

が、ディスクブレーキモデルはこのスタイルから外れますね。強度アップのために前側もG3組みになりますね。これはカンパニョだけの事情でなく、全メーカーで共通事項です。

 

ミニベロホイールもこの通りです。

 

DATI KINLIN ETRTO451 ディスクブレーキホイール

DATI KINLIN ETRTO451 ディスクブレーキホイール

 

フルクラムとカンパニョーロのスポークレイアウトはとくに印象的です。前後そろい踏みの迫力はひとしおですね。

 

 Campagnolo Zonda C17 Disc Road Wheelset 2017
Campagnolo Zonda C17 Disc Road Wheelset 2017

定価 80999-84899円
割引 34%
特価 55877円

※2017/05/12 04:01:53のchainreactioncycles.comの価格

 

はい、健全な男子はもうめろめろです。そして、キャリパーブレーキ用のリム面がサイドから消えます。高級モデルのShamal Milleやカーボンクリンチャーのように黒モノトーンになりますね。

 

ビジュアルの統一感はディスクブレーキホイールの特権です。リムブレーキホイールでこれを得ようとすると、ファンタジックなお値段に悩まされますね。Mavic Exalithは高嶺の花ですねえ。

 

そして、カーボンホイールの最大の弱点があっさり払拭されますね。ディスクブレーキホイールではリムの摩擦熱の問題が発生しません。

 

さらにリム内の空気(水気)が熱膨張しませんから、チューブレス化が安全・安心になります。チューブレスのタイヤとリムにはチューブみたいな柔軟性や伸縮性はありません。

 

飲み残しのペットボトル、日向で暖められると、けっこうぱんぱんになりますね。チューブレス用のシーラントは液剤です。これが熱で一気に膨張しようなら、カーボンリムはたいへんなピンチになります。

 

とにかく、カーボンリムと摩擦熱はミスマッチングです。他方のアルミは多少の摩擦熱でびくともしませんね。安価なモデルにチューブレス用があります。アルテグラWH-6800とかですね。

 

基本的にディスクブレーキホイールはリムブレーキホイールより重くなります。エンド幅が広がりますから、ハブがワイドに大きくなりますね。クイックで135mm、主流のスルーアクスルで142mmです。

 

しかし、チューブレス化すれば、チューブを廃して、ペア100g前後の軽量化をできます。総合的にリムブレーキより軽くなりますね。

 

「でも、ディスクローター分が重くなるやん。回転体の100g増はほかのパーツの2倍3倍になるやん? 結局、とんとんちゃいますの?」

 

て、いちゃもんがそこはかとなく聞こえます。でも、雨天時の制動力が安定します! グリップ力が上がります! 転がり抵抗が減ります!

 

なにより前後G3のモノトーンで見た目がいかつかっこよくなりますやん?

 

Shaml DBの重さや価格や発売日など

 

2017モデルのシャマルシリーズの詳細はこんなですね。

 

モデル名 重量 タイヤ種 タイヤ幅 素材 価格 備考
Shamal Mille 1459g CL アルミ USBハブ
Shamal Ultra 2WAY-FIT 1475g TL アルミ USBハブ
Shamal Ultra CL 1459g CL アルミ USBハブ

 

いずれがC17です。タイヤサイズは25-28ですね。海外ストアの実売は上から10万、9万弱、9万強ですね。なぜかチューブレスモデルの2Wayのが割安です。

 

Shamal Ultra DBの比較対象は TLモデルでしょうね。リムブレーキ用の重量は1475gですが、ディスクブレーキ用のは1540gです。

 

この重量は142mmスルーアクスルのセンターロックタイプですね。ディスクタイプの略称はAFS HHですね。

 

AFS HH=センターロックスルーアクスル

6B HH=6ボルトスルーアクスル

6B QR=6ボルトクイックリリース

 

です。この略号はフルクラムと共通ですね。ついでにスモールパーツが互換・共通です。これは姉妹企業のメリットですね。

 

ハブはウルトラスムースベアリングのUSBですね。リム外径は22mmのようですね。あれ、前年のこのイメージ図はどうなった?!

 

C17とC15リムに25Cタイヤをつけたときの空気の流れ

C17とC15リムに25Cタイヤをつけたときの空気の流れ

 

 

うーむ、ミステリです。空気抵抗よりリムの軽さを取ったかあ? まあ、かまへんけど。

 

リムはテープ不要のつるぺたですね。もちろん、チューブレス用のサイド形状です。

 

クリンチャーとチューブレス

クリンチャーとチューブレス

 

チューブレステープの張替えもふつうのリムテープの張替えもわりにめんどうです。テープのあとがべったべた残るし。その手間がなくなります。ラクちん!

 

でもでも、ニップルとスポークの交換はたいへんですけどねー。

 

ニップル穴なしでテープレスリム

ニップル穴なしでテープレスリム

 

バルブ穴からニップルを入れて、磁石で所定の位置まで持ってきます。ずぼらなぼくにはむりだあ。

 

Shamal Ultra DBの欧州現地価格は1305ユーロ(付加税込み)です。日本円の定価は13万前後でしょうか。実売は9-10万になるかなー。販売は2017年9月以降になります。

 

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