全メーカーのディスクブレーキが2017年にラウンデッドローター化する?


2017年にトップレースで再解禁されるロードディスクブレーキ

 

本年にロードレースでのトライアル使用が解禁されたディスクブレーキでしたが、ツールドフランス前のベルギー選手のレース中の事故&抗議であっという間に凍結されました。

 

Shimano Ultegra 6800 Disc Brake Groupset

Shimano Ultegra 6800 Disc Brake Groupset

定価 127416円

割引 33%

特価 85131円

※ 価格は 2016/09/09 05:03:15のmerlincycles.comのもの

 

ロードチャリ界の全般的な空気的にはこのUCIの決定が歓迎ムードでした。「ほれみろ」とほくそえむ人は少なくありません。

 

しかし、その後の調査委員会リサーチで怪我は高確率でチェーンリングによるものだと報告されました。このレポートはユーザー的にはそんなにグッドニュースではありませんが、メーカー的には手放しのグッド吉報です。

 

ロード用の油圧ディスクブレーキの増産は業界的に決定事項です。機材スポーツの自転車競技はなおさらにビジネスと無関係でありません。

 

自転車の世界的な利用の促進はUCIの理念です。競技のルールの規定は一面に過ぎません。根幹的にはIOCやFIFAと同様のグローバル興行団体です。お役所じゃない。ひいきやコネは日常茶飯事でしょう。

 

で、2017年にはディスクブレーキのロードレースのトライアル使用がしれっと再解禁されるてのが大方の見解です。調査委員会のお墨付きは出ました。

 

今回のディスクブレーキ事故と選手の抗議、からのどんでん返しブーメランテリオスは適度なガス抜きみたいなものでしょう。チャリ界のエスタブリッシュメントサイドにはユーザーレベルの小さな声は一石の飛沫に過ぎません。

 

HOPEとSRAMのローターがラウンデッド

 

とはいえ、ユーザーの不信感はポジティブなものじゃありません。メーカーはお客さんを大事にしましょう。一方的な押し付けは気まぐれな消費者を自転車から遠ざけてしまいかねません。

 

ディスクブレーキの機能面のメリットは特筆のものでありません。安定の制動力、コントロールの容易さはすでに決定的です。じつに旧態依然のリムブレーキがあほらしく思えます。スマホとガラケーですわ。

 

そして、カーボンホイールとの相性です。カーボンの弱点は熱です。リムブレーキの摩擦熱は火炎属性の継続ダメージです。『やけど』なみにじわじわHPを削ります。ディスクブレーキではその問題がありません。

 

すでにホビーライドの中級者のレベルでもカーボンクリンチャーは一般的なアイテムです。アルミホイールの注目ブランドがデビュー! てなことはもうありません。もうカーボンクリンチャーホイールの時代です。

 

23Cタイヤ、キャリパーブレーキ、アルミホイールは衰退期に片足を突っ込みました。もう数年でオールド哀愁ヴィンテージになるのは必定です。

 

ほんまのチャリンコ好きは機材の進歩にはわりと寛容的です。サブのバイクにはクロスのディスクブレーキに乗るし、冬場にはシクロやMTBをやるして人が多数派でしょう。チャリビジネスへの貢献度は半端じゃありません。

 

むしろ、2010年ごろからの初期ロードブームに乗っかって、へんに頭でっかちにチャリに詳しくなったコダワリ派のユーザーがもっとも保守的で閉塞的な風情です。23C、キャリパー、アルミホイールの掟を忠実に守ります。なんかへんにピュアでイノセントです。スポーツバイクのファーストインプレッションがすてきでした。

 

でも、

 

メーカー 「はよう買い替えて~」

 

です。

 

で、そんな人たち目の敵にされるディスクブレーキのローターが此度のわいわい空騒ぎを受けて、2017年からもにんと丸くなります。

 

BIKERUMORにEUROBIKEのHOPEとSRAMのプロトタイプの記事があります。

 

Rounded rotors to the rescue! UCI allows disc brakes back in pro peloton in 2017

 

HOPEのは完全なラウンド型です。研磨か熱処理でしょう。SRAMのは既存のやつを面取りしたみたいな質感です。

 

rounded-disc-brake-rotor

EUROBIKE2016のラウンデッドローター

 

EUROBIKE2016で見られたのはこれだけでした。開発中のカンパニョーロ、大手のシマノの動向は定かじゃありません。まあ、慎重派のシマノはこんなときに出しゃばりません。毎度の後だしジャンケンです。

 

が、おおかた今後のロード用ディスクブレーキローターはこのラウンデッドローターになりますね。技術はこのように円熟されるて典型じゃありませんかね。じゃあ、一連の騒動の無益なネガティブさが何気に救われますわね~。

 

それか、すべては何者かの思惑通りでしょうか?