MTBタイヤの新規格 650Bホイール&3インチタイヤのセミファットな27.5プラス


2015年頃からロードタイヤのトレンドが23Cから25Cに移行中です。リムの有効内径は15mmから17mmになります。25-32Cが推奨タイヤサイズですね。

 

ほんの2mmの違いですが、ロードーバイク界的には上へ下への大わらわです。細く、軽く、速く、てのがロードの命題です。これに沿わない要素は問答無用で指名手配級のあつかいを受けます。

 

25Cの方が23Cより変形せず、接地面積が少なくなり、転がり抵抗が改善して・・・と科学的な利点を説明されても、すりこまれた固定観念は容易にくつがえりません。ある意味、呪縛みたいなものです。

 

さて、MTB界の2015年頃からのはやりはプラス系タイヤです。従来の27.5は650Bホイールに2.2~2.5インチタイヤて構成ですが、この27.5プラスは650Bホイールにほぼ3インチタイヤてものになります。

 

プラスタイヤ比較図

プラスタイヤ比較図

 

セミファットタイヤのメリットは走破性です。接地面積を少なさはロードバイクタイヤのキモですが、MTBではデメリットになります。なぜなら、接地面積が少なくなれば、走破性が下がって、安定性が下がって、危険度があがるので。

 

でこぼこを安全に乗り越えるには広い接地面積が必須です。ファットバイクは好例でしょう。がたがた、でこぼこを難なく乗り越えます。広い接地面積のおかげです。

 

このようなファットタイヤの空気圧はせいぜい2BARです。タイヤは回転体でもあり、クッションでもあります。MTBではロードより転倒や衝突の確立が格段に高くなります。安全と剛性はつねに優先です。

 

とはいえ、深刻な怪我の割合はロードバイクとそんなに変わりません。ロードレーサーは軽装ですし、ロードバイクは華奢です。また、集団で競り合うために接触や追突、二次被害の可能性はMTBよりぐんと上がります。

 

近年に多く見られるのは先導や護衛のオートバイのトラブル、観客や野次馬の過剰なニアミスなどですね。ザ・人災です。

 

そして、ロードバイクはおおむね高速です。運動エネルギーは速度の二乗に比例します。ネットの計算機で計算してみましょう。

 

65kgの乗り手+6.8kgのロードバイクが50kmのスプリントをすると、エネルギーは6925Jです。

 

65kgの乗り手+15kgのMTBが50kmのDHをすると、エネルギーは7716Jです。

 

このように車体の重量によるエネルギーの差は1割くらいです。MTBは車体の強度と剛性、安全性にすぐれます。それはロードの1割りましどころでなく、倍々ゲームの数値でしょう。車体、乗り手共にクラッシュへの備えがあります。岩へ突っ込むこともありますけど。

 

なので、MTBのタイヤは平気でばんばん太くなり、リムは広くなり、ハブは148になり、ステムのクランプは35mmになります。

 

強度、剛性、安全、これがMTBの三か条です。このボトムアップがあればこそ、エクストリームの上限がさらに広がって、競技のレベルがあがります。

 

29プラスのセミファットは30インチオーバー

 

これは後日のぼくの愛機のモンスタービーチクルーザ風のMTBマシン、KONAセミデミ号ですね。

 

サイド

サイド

 

前タイヤが29プラスのWTB Ranger 3.0 です。うしろはノーマル29erのSchwalbe G-one LITESKIN 2.35ですね。

 

フロントのインチ数は30オーバーですね。多少の段差に突撃しても、エアボリュームでぼよんと越えられます。

 

ホイールはBOOSTのスルーアクスル110-15ですね。フォークが700g台のカーボンリジッドです。見た目のごつさと対照的にハンドリングはクイックですね。

 

本気の岩場に行かないなら、このセミファット+カーボンリジッドで十二分に遊べます。階段下りを試そうと思いますが、フレームキズにびくびくして、えいやと行きかねますね。

 

セミファット系のCONSは種類の少なさですね。このWTB RANGER 3.0やMAXXISとかがせいぜいです。29+はとくにレアですね。

 

スリック系の高速軽量セミファットが出ないかな~。

 

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