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マビックロードホイール一覧 重量と価格 日本円表記解禁!

自転車の母国のひとつがフランスです。そして、イギリスとアメリカです。おかげで自転車の規格にはこの三国の基準が混在します。ホイール・タイヤのサイズ表記が良い例です。

そんなフランスの自転車ブランドはそんなに多くありません。一般的なメーカーはタイム、ルック、ラピエールです。あと、Vitus、コメンサル・・・はアンドラ公国のブランドだった。

自転車ブランドの頭数はおとなりのイタリアやドイツにすこし見劣りします。

自転車関連企業では世界的に有名な二つの会社があります。タイヤのミシュラン、そして、ホイールのマビックです。

MAVIC コスカボ UST 2020
MAVIC コスカボ UST 2020

くしくも両社の設立は19世紀末の1889年になります。この年は都合4回目のパリ万博の年です。この年にエッフェル塔ができました。

日本の1970年の万博みたいな好景気が容易に思い浮かびます。その勢いでマビックやミシュランみたいな当時の斬新技術の企業があれよと躍進した、かな?

で、両社はかれこれ130年です。いずれがフランス自転車会社の顔です。マビックの黄色と黒はスポーツバイク界の赤十字的なシンボルカラーです。

セット販売マビックホイール

マビックのホイールは他社のホイールとすこし異なります。スタイル、売り方が独特です。純正タイヤとチューブがホイールバンドルします。

マビック完組ホイール=ホイール+タイヤ+チューブ(チューブレスではN/A)の統合型パッケージです。公式ではWTS(ホイール・タイヤ・システム)と称されます since 2011年。

この方針は安価なクラスからハイエンドなものまで一貫します。ホイールの単品オーダーはイレギュラーです。

この抱き合わせ販売は人を選びます。メーカーが自社製にこだわる道理はありますが、ユーザーがリム屋のタイヤにこだわる理由はとくにありません。

Michelin POWERとかVittoria Corsa G+とか、新型タイヤが生粋のタイヤ屋から出ますし。そば屋のカレーはまいうーですけど、ははは。

ただ、足回りをホイール+タイヤの統一型パッケージないし統合型システムで考えるてスタイルは合理的です。

究極、2015年以降のスポーツバイクの大枠はタイヤからの逆算で決まります。

空力やエンデュランスの観点からバイク全体の統合化、インテグレーテッドデザインはますます活発化しましょう。ロードバイクはとくにその影響を受けます。

とすれば、Mavicには先見の明があったことが証明されました。旧USTシステムをクソ扱いした人はマビックさんに謝りましょう、ははは。

マビック製=Hutchinson製

マビックのロードタイヤの看板はYksionシリーズです。案の定、知名度、人気度、使用率はタイヤ屋のタイヤに及びません。バンドルを使い切って、リピートするか? う~んです。

マビックのタイヤは基本的にOEMで、フランスのゴム屋のHutchinson製です。こちらも19世紀から続くしにせ企業です。アパレルのAIGLEはHutcinsonの関連企業です。大本の起源はゴム長靴です。

ちなみにHutchinsonは英国系アメリカ人のハッチンソンさんが設立者です。フランス読みでは『ュッチンソン』です。仏語の冒頭のHは無音で、Uは『ウ』の口形で『イ』の発音です。

ロマンス諸語のHは基本的に無音です。日本サッカー史上最高の天才MF中田英寿=ヒデ=Hideはイタリアでは『イデ』て呼ばれました。

中田のパルマ時代の同僚のカンナバーロ(ザ・イタリア人)がインタビューを求められて、

「今日のイデはすばらしいできだった」

「イデのプレーとプロ意識には感心する」

「イデのイタリア語はイタリア人より達者だよ」

とかイデ連発をしてくれて、お茶の間を爆笑の渦に巻き込みます。

おい、宇宙が滅びるぞ!

無限力がパンパンに詰まったボール
無限力がパンパンに詰まったボール

海外通販の日本向け規制があるマビック

マビックのロードバイクホイールは人気の一角に入ります。カンパ、フルクラム、シマノ、マビックがロードホイールの四天王です。

例のごとくマビックの国内価格と海外価格のギャップは大です。送料、輸入消費税が上乗せされても、なおさらに海外自転車通ストアの実売のが割安です。

でも、マビック商品の海外通販はちょっとくせものです。通販大手のWiggleとCRCが日本への出荷を規制します。ぞくにおま国=おまえの国には売らん=国別出荷規制です。

商品の在庫はあります。両ストアのEURO版のページにはマビックのリストが出てきます。でも、日本版ページではこれらが販売不可・在庫なし・入荷未定になります。ウェアさえが消えた・・・

すこし前までCRCは『無敵のマビックセール!』みたいなDMをくれましたけどね~。しかも、MTB ENDUROのトップ選手のサム・ヒルにはCRC&MAVICのダブルネームでスポンサーしますし。

Wiggleとの統合で販売形態をそっちの方針に合わせたか。

でも、PBK、Merlin、サイクリングエクスプレスなどではマビックはふつうにリストアップされます。抜け道はまだまだあります。

まあ、利用できるときに利用する、利用できないなら他のホイールを買うのが吉でしょう。グッドホイールはマビックだけじゃありません。

マビックのホイール一覧2018-2019

ここからマビックのロードホイールの一覧をリストアップします。Mavic.comの日本語版を参照にします。最近、ようやく日本語版に円表記ができました。快挙です!

項目は名前、ホイール重量(タイヤなし)、shop.mavic.comの日本語版の希望価格、推奨タイヤサイズ、素材、備考の順です。

モデル名の末尾のT=チューブラー、UST=チューブレスです。チューブラーには価格表記がありません。そして、クリンチャーのCモデルがほぼ消えました。

バンドルの25cのYksionタイヤのカタログ重量は260gになります。

レースモデル

まずはレースクラスのエアロモデルです。CXRシリーズがカタログ落ちして、リストがシンプルになりました。ピュアクリンチャーはもうありません。

モデル名重量タイヤ種タイヤ幅素材価格備考
COMÈTE ROAD1100gTU18-25アルミカーボン330000ディスク リアのみ
COMÈTE PRO CARBON SL UST DISC1755gUST25-32カーボン165000 
COMÈTE PRO CARBON SL UST1635gUST25-32カーボン155000 
COMÈTE PRO CARBON SL T1490gTU25-32カーボン 

コスミックシリーズ

つぎがディープ系のコスミックシリーズです。アルチメイトのUSTが50万です。ひゅー!

モデル名重量タイヤ種タイヤ幅素材価格備考
COSMIC ULTIMATE UST1330gUST23-32カーボン500000 
COSMIC ULTIMATE T1250gTU23-32カーボン250000 
COSMIC PRO CARBON SL UST DISC1515gUST25-32カーボン320000 
COSMIC PRO CARBON SL T DISC1540gTU25-32カーボン 
COSMIC PRO CARBON SL T1410gTU25-32カーボン 
COSMIC PRO CARBON SL UST TDF1650gUST25-32カーボン260000ツールドフランスエディション
COSMIC PRO CARBON UST DISC1650gUST25-32カーボン240000 
COSMIC PRO CARBON UST1650gUST25-32カーボン240000 
COSMIC PRO CARBON EXALITH1690gCL25-32アルミカーボン220000 
COSMIC PRO CARBON1690gCL25-32アルミカーボン175000 
COSMIC ELITE UST DISC1850gCL25-32アルミ75000 
COSMIC ELITE UST1770gCL25-32アルミ75000 

Ksyrium Aksium

つぎが定番のEnduranceシリーズです。KsyriumとAksiumはここです。

モデル名重量タイヤ種タイヤ幅素材価格備考
KSYRIUM PRO CARBON SL UST DISC1475gUST25-32カーボン320000C21
KSYRIUM PRO CARBON SL UST1445gUST25-32カーボン320000 
KSYRIUM PRO CARBON SL T1190gTU23-32カーボン 
R-SYS SLR1295gCL21-30アルミ280000C15
KSYRIUM PRO EXALITH1475gCL25-32アルミ160000 
KSYRIUM PRO UST DISC1650gUST25-32アルミ145000 
KSYRIUM PRO UST1410gUST25-32アルミ140000 
KSYRIUM ELITE UST DISC1670gUST25-32アルミ100000 
KSYRIUM ELITE UST1520gUST25-32アルミ95000黒赤
KSYRIUM UST DISC1690gUST25-32アルミ42500 
KSYRIUM UST1650gUST25-32アルミ37500 
AKSIUM DISC1905gCL25-32アルミ36000 
AKSIUM1840gCL25-32アルミ35000 

オールロード

最後にニュージャンルのALLROADを紹介しましょう。公式に”Allroad/Gravel”の項目が誕生しました。うまれながらのUSTです。これからのホイールです。

最近、30-50だった推奨タイヤ幅が28-60に拡大しました。インチ換算では1.1-2.5です。

モデル名重量タイヤ種タイヤ幅素材価格備考
ALLROAD PRO UST DISC1610gUST28-62アルミ150000 
ALLROAD ELITE  UST DISC1720gUST28-62アルミ100000 
ALLROAD ELITE ROAD+ UST1740gUST28-62アルミ10000027.5 650b
ALLROAD ELITE UST1590gUST28-62アルミQRタイプ
ALLROAD1890gUST28-62アルミ55000 

2017-2018シーズンはクリンチャーからUSTの過渡期でモデル数が50近くまで膨れ上がりましたが、末尾Cのピュアクリンチャーモデルが淘汰されて、リストがスマートになりました。一安心。

基本的に無印→ELITE→PROの順でグレードが上がります。リムのブレーキ面の特殊加工Exalithモデル、超軽量SLモデルはさらにマシマシです。

つまり、なんちゃらPRO SL Exalithが最高ハイプライスです。

そして、UST Exalithモデルが見当たりません。新型リムのOpen Pro Exalith版はおあずけだあ?