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自転車で速く楽に走るための乗り方や漕ぎ方

一般的な自転車利用者、ライトユーザーは購入車をそのまま使い続けます。パーツ交換まで行くは数パーセントの希少種です。

自転車の初心者にはタイヤの空気入れすらがエクストラハードです。空気圧? 仏式? 英式? 米式? 

 

英式バルブ
英式バルブ

乗り方は十人十色です。そもそも世間的には自転車は手軽な移動手段であって、スポーツ用品ではない。乗り方の正解はありません。

アーレンキーはたこ焼き器のような普及品じゃありません。シートポストクランプのボルトの調整は一般家庭には不可能です。

そんなあなたのためのクロスバイクやミニベロの乗り方のコツです。

基本はゆるゆる、ソフトタッチ

初心者はケツをどっしりとサドルに載せて、ハンドルのグリップをぎゅっと握って、ペダルを目一杯にがっと踏み込みます。はい、これはNGですね。

車体の各パーツに触れる部分、ケツ、手のひら、足の裏、すなわち、人体の末端の力みはスポーツ的にはタブーです。

基本はソフト&スイーツタッチです。野球のバットやゴルフクラブ、ラケットの握り方を参考にしましょう。プロはガチガチには握りません。

みぞおちの位置

みぞおち(胸骨)のあたりを意識しましょう。これをステムのヘッドキャップの延長線上の空間にセットします。

ママチャリクイルステム
ママチャリクイルステム

このみぞおちポイントが両腕と上半身の三角形のトップの頂点になります。これが支点です。

三角形のボトムの頂点はグリップとの接点、つまり、手のひらです。これが作用点です。

支点のみぞおちポイントがグッドポジションにセットされれば、両手は自然に垂れ下がって、手の平はグリップにやわらかく乗っかります、糸で吊られた操り人形のように。

反対に手の平の握りに意識が行くと、腕と肘と肩がこわばって、スムーズさがなくなります。

丹田をシートポストの延長に

これは下半身にも通じます。下半身の支点はへそのすこし下、ぞくに丹田です。これをサドルの上にセットするような感じを意識します。

すると、重心が自然とあがって、両足がナチュラルに垂れ下がります。

末端ばかりを意識すると、へんにりきんでしまいます。ジョギングを思い出しましょう。べったんべったん走ると、スムーズにランニングできません。

水泳がより単純明快です。肉体の末端に近い部分、小手先や足首でちょこちょこ水をかいてもけっても、ぜんぜん速く泳げません。

パワーの元は中心に近いところから生まれます。背中やケツやもものしなりが徐々に末端に収束して、最終的にしなやかな強いキックになります。ウィップ、むちの原理です。

自転車のペダリングも例にもれません。パワーの源泉はペダルに近いところでなく、もっと上のところです。サドルにどっちゃり、ペダルにべったんは下半身のスムーズな動作の敵です。

末端=作用点を意識せず、中心=支点を意識する、みぞおちと丹田がキモです。

ケツ、足の裏、手の平、サドル、ペダル、グリップ、それぞれの接点に重心はありません。しつこくいいましょう。接点に重心や意識を置くと、心身のスムーズさを失います。

ケツを怪我したと仮定する

「でも、セットの仕方が分からないよ。イメージがわかない」

はい、簡単な方法を説明しましょう。

ケツにできものが出来たと思ってください。サドルにどっちゃり座ると、いたい! てなります。じゃあ、ちょっと腰を浮かせて、空気いすみたいにそろっと甘く座りません? その感じです。

手のひらも同様です。指の間に変なイボが出来た! と思って、ハンドルのグリップを握ってください。自然とソフトタッチになります。

足の裏も同様の同様です。足の裏に変なぶつぶつが出来た! と思って、ペダルを踏んでください。自然とスイーツペダリングになります。

足の末端をゆるゆるスイーツにするのは特に重要です。強く踏めないように思えますが、効率的に回せます。

踏むと意識して踏むとりきみます。丹田のあたりから足先へのパワーのながれを意識すると、キックをうまく伝達できます。

だいたいグッドランナーはグッドペダラーです。ランニングでもペダリングでも支点と重心がぶれません。

ジョギング、というか、運動全般でセンターの意識は重要です。みぞおちと丹田、そして、額の三点がおそろしく大切です。この三点を結ぶ線が軸、センターです。

また、この三点は東洋的にもパワーの流れの基点です。最近の大流行の体幹トレーニング的なやつのまさに支点みたいなもんです。

さらにこの三点は意識的に天空の一点につながります。武術の達人はこの三点を宇宙の中心から吊られるような感覚を覚えるらしいです。ディープです~。

とにかく、ビバ・スイーツペダリング! です、甘ペダです。フラットペダルはビンディングペダルのように引き足を使えません。

なので、足の動きはよりランニングのキックに近くなります。蹴るのが地面かペダルかの違いです。

さらに足の動作的には『蹴る』というより『伸ばす』に近くなります。フラットペダルは連続的な足の伸ばし運動の受け皿です。

ホイールの推進力を尽きないように順次に足していく感じです。『ペダルを踏む』て感覚はそこにぜんぜんありません。

結論

変に力まない!