速く楽に走るための自転車の乗り方の秘策とコツ


自転車を正しく乗るコツのようなもの

 

ミニベロ、クロスバイクは楽しいチャリンコです。高いやつはデフォルトでそこそこ走りますし、安いやつは愛と気合でそこそこ走ります。

 

ロードバイクやピストバイク以外のチャリの主流はフラットバー、フラットペダルです。ドロップハンドル、ビンディングペダルは少数派です。そういうのを愛用する人はくろうとです。

 

まず、一般的なチャリダーはハンドルやペダルを交換しません。購入車をそのまま使います。パーツ交換までたどり着くのは数パーセントです。

 

初心者にはタイヤの空気入れすらがエクストラハードです。空気圧? 仏式バルブ? Why!? ニホンゴデハナシテプリーズ、てなもんです。

 

大多数のミニベロ、クロスバイクはフラットバーorライザーバー&フラットペダルです。実際問題、これが現行のスポチャリの基本でしょう。

 

乗り方は十人十色で、あやふやです。ロードバイクのようなスタイルは不確立です。

 

サドルの位置うんぬん、ハンドルの高さなどなど、ペダルの踏み方それこれ etcetc…むずいよ!

 

アーレンキーはたこ焼き器のような普及品じゃありません。シートポストクランプのボルトの調整は一般家庭には不可能です。

 

もし、アーレンキーがあっても、ボルト径があわなかったら、気力がフェードアウトして、高確率でサドルはそのままになります。

 

 

そもそもこの工具の呼び名が分かりません! て人は少なくありません。

 

そんなあなたのためのクロスバイクやミニベロの乗り方のコツです。

 

基本はゆるゆる、ソフトタッチ

 

まず、たいていのチャリダーはケツをどっちゃりサドルにのせて、ハンドルのグリップをぎゅっとにぎって、ペダルを目一杯に踏み込みます。これはNGです。

 

車体の各パーツに触れる部分、ケツ、手のひら、足の裏、すなわち、人体の末端エンドパーツの力みはタブーです。

 

基本はソフト&スイーツタッチです。がちがちにならない。スポーツで力みは厳禁です。

 

ベースボールのバットやゴルフクラブの握り方を思い出しましょう。接点が力むと、間接ががちがちになり、全体の動作のスムーズさが損なわれます。

 

リラックス、添えるだけ、ソフトタッチ、スイーツ、これが肝心です。エルゴンタイプの平たいグリップを使うと、このタッチ感をよく理解できます。

 

 

ポイントはみぞおち(胸骨)のあたりです。これをステムのヘッドキャップの延長線上の空間にセットするような感じを意識します。

 

このみぞおちポイントが両腕と上半身の三角形のトップの頂点になります。これが支点です。三角形のボトムの頂点はグリップとの接点、つまり、手のひらです。これが作用点です。

 

支点のみぞおちポイントがグッドポジションにセットされれば、両手は自然に垂れ下がって、手の平はグリップにやわらかく乗っかります、糸で吊られた操り人形のように。反対に手の平の握りに意識が行くと、腕と肘と肩がこわばって、スムーズさがなくなります。

 

これは下半身にも通じます。下半身の支点はへそのすこし下、ぞくに丹田です。これをサドルの上にセットするような感じを意識します。すると、重心が自然とあがって、両足がナチュラルに垂れ下がります。

 

やっぱり、末端の方、接点の足の裏ばかりを意識すると、へんに力んでしまいます。ジョギングを思い出しましょう。べったんべったん走ると、スムーズにランニングできません。

 

水泳がより単純明快です。肉体の末端に近い部分、小手先や足首でちょこちょこ水をかいてもけっても、ぜんぜん速く泳げませんね。

 

パワーの元は中心に近いところから生まれます。背中やケツやもものしなりが徐々に末端に収束して、最終的にしなやかな強いキックになります。ウィップ、むちの原理ですね。

 

自転車のペダリングも例にもれません。パワーの源泉はペダルに近いところでなく、もっと上のところです。サドルにどっちゃり、ペダルにべったんは下半身のスムーズな動作の敵です。

 

末端=作用点を意識せず、中心=支点を意識する、みぞおちと丹田がキモです。これが意識のイメージ図です。

 

乗り図

乗るときのポイントイメージ

 

ピンクのマークが上半身と下半身の支点、みぞおちと丹田です。同じ位置に重心があります。うーむ、チャリと人間の縮尺がちょっと変ですね。まあ、参考図です。

 

ケツ、足の裏、手の平、サドル、ペダル、グリップ、それぞれの接点に重心はありません。しつこくいいましょう。接点に重心や意識を置くと、心身のスムーズさを失います。

 

「でも、セットの仕方が分からないよ。イメージがわかない」

 

はい、簡単な方法を説明しましょう。

 

ケツにできものが出来たと思ってください。サドルにどっちゃり座ると、いたい! てなります。じゃあ、ちょっと腰を浮かせて、空気いすみたいにそろっと甘く座りません? その感じです。

 

手のひらも同様です。指の間に変なイボが出来た! と思って、ハンドルのグリップを握ってください。自然とソフトタッチになります。

 

足の裏も同様の同様です。足の裏に変なぶつぶつが出来た! と思って、ペダルを踏んでください。自然とスイーツペダリングになります。

 

足の末端をゆるゆるスイーツにするのは特に重要です。強く踏めないように思えますが、効率的に回せます。踏むと意識して踏むと力みます。丹田のあたりから足先へのパワーのながれを意識すると、キックをうまく伝達できます。

 

だいたいグッドランナーはグッドペダラーです。ランニングでもペダリングでも支点と重心がぶれません。

 

ジョギング、というか、運動全般でセンターの意識は重要です。みぞおちと丹田、そして、額の三点がおそろしく大切です。この三点を結ぶ線が軸、センターです。

 

また、この三点は東洋的にもパワーの流れの基点です。最近の大流行の体幹トレーニング的なやつのまさに支点みたいなもんです。

 

さらにこの三点は意識的に天空の一点につながります。武術の達人はこの三点を宇宙の中心から吊られるような感覚を覚えるらしいです。ディープですね~。

 

とにかく、ビバ・スイーツペダリング! です、甘ペダです。フラットペダルはビンディングペダルのように引き足を使えません。なので、足の動きはよりランニングのキックに近くなります。蹴るのが地面かペダルかの違いですね。

 

さらに足の動作的には『蹴る』というより『伸ばす』に近くなります。フラットペダルは連続的な足の伸ばし運動の受け皿です。ホイールの推進力を尽きないように順次に足していく感じです。『ペダルを踏む』て感覚はそこにぜんぜんありません。