シクロクロスホイールをロードに使うのはNG! ハブの防水・防塵力が裏目に


ロードバイクのディスクブレーキはなにかと波乱を呼びます。とくにプロトン、トップレースのディスクブレーキの諸問題は協会、ライダー、メーカーの思惑で二転三転でぐだぐだします。

 

最近の話題ではカンパニョーロ系のチームがトップレースのディスクトライアル再解禁に異議申し立てをしました。これは「ディスクブレーキの開発で他社に遅れを取るカンパニョの時間稼ぎだ」て意見がまことしやかにささやかれます。

 

でも、現実問題、ディスクブレーキ、チューブレス、スルーアクスルがこれからのスポーツバイクの指標になりましょう。リムブレーキはこれらの新機軸、さらに素材のカーボンとビミョーにマッチングしませんので。

 

今後はアーバン、オールロード、E-bikeの時代ですね。オンロード、オフロード、いずれの分野のホンカクハの競技用機材車は右肩下がりです。DHバイク、ロードバイク、大儀です、難儀です。

 

フィットネス、ホビー、エンジョイ、コミューター、より身近で気軽で便利でマイルドなものが今後のスポチャリ界の成長の鍵ですね。ごりごりヤンキーは廃れますが、マイルドヤンキーは繁栄を極めます。

 

かつてのおしゃれスポバイの目安はママチャリ以上、MTB or ロード未満=クロスバイクしたが、これからのおしゃれスポバイはノットクロスバイク、ノットホンカクハになります。

 

そんななかでじわじわと人気を浮上するのがCX、シクロクロスですね。古典的オールロードですね。。

 

シクロクロスのいろは

 

シクロクロスのオリジンは定かじゃありません。「あるロード乗りがレース中に畑にコースアウト&ショートカットしたのがシクロクロスのはじまりだ」てゆう逸話がWikipediaにあります。

 

「ラグビー校のエリス少年がフットボールの試合中にボールを手で持ってゴールに向かって走った」てゆうラグビーの起源に似ますね、ははは。

 

とにかく、イレギュラーなものがシクロクロスのオリジンです。それからロード選手の冬場のトレーニングになって、ヨーロッパの国際競技になって、UCIの正式ジャンルになって、アメリカに渡って、MTBの発祥に深く関わります。

 

シクロのベストシーズンは冬ですね。2017の世界選手権が先ごろに行われました。Youtubeの動画を参照しましょう。

 

 

ツール系のレースは一種の団体チームスポーツですが、シクロクロスはこのようにザ・個人競技ですね。ロードとダートの短距離コースをぐるぐる回って、規定の周回数を消化します。

 

競技時間は30-60分ですね。こんなタフなことをロードみたいにながなが出来ません、ははは。参加者はもれなく泥まみれになります。ここからギョーカイではマッド系、泥系とも言われますね。

 

きつい坂では自転車を降りて、肩に担ぐか、ころころ押して、えっさほいさと駆け上がります。シクロの30C前後のタイヤはスリッピーな勾配の路面を掴みきれません。上り坂走りはシクロ特有の風物詩ですね。

 

このために競技者はMTB用の固定シューズやツーリング用の固定シューズを履きます。ロード用のシューズを履くと、2016年のツールのクリス・フルームみたいにぎこちなくなっちゃいます。

 

さらにレース中の肩担ぎのためにフレームのトップチューブはピュアロードより長めに設計されます。『担ぐ』『押す』『漕ぐ』はシクロでは三位一体です。

 

シクロクロスホイールとロードホイールの違い

 

シクロクロスのホイールサイズはロードと同じ700Cですね。推奨幅もおおよそに28-34c=1 3/8インチ前後で、そんなに変わりません。実際、ロード用のホイールの流用はふつうです。

 

CX専用のホイールはありますが、ラインナップは限定的ですね。目印はまんまの『CX』です。型番タイトルに『CX』があれば、それがシクロクロス専用ホイールです。

 

 Campagnolo Scirocco (シロッコ) 35 CX ホイールセット 2017
Campagnolo Scirocco (シロッコ) 35 CX ホイールセット 2017

定価 4507145647円
割引 41%
特価 26945円

※2017/04/03 01:32:37のchainreactioncycles.comの価格

 

ややこしいのはエンド幅とブレーキタイプです。シクロクロスにはリムブレーキの古い規格のカンチブレーキ、Vブレーキ、ディスクブレーキがわりに混在します。

 

UCIでシクロ競技のディスクブレーキが解禁されたのが2010年でした。それ以前には協会登録参加選手参加者はこんな泥んこオフロードでリムブレーキを強いられます。オーマイガー!

 

で、カンパニョーロはディスクブレーキ後発組です。このCX用のシロッコはキャリパー用ですね。リアエンドは130mmのクイックリリース式です。オーソドックスなロードフレームと完全互換ですね。

 

が、これをシクロ以外のロードバイクに付けるのはNGです。理由はハブですね。カンパニョのCX用のホイールのカタログには『HUB WITH ADDTIONAL SEAL』の文面があります。訳は『追加シールのハブ』ですね。

 

競技の特性でシクロクロスバイクは泥まみれのドロンジョさまになります。おかんが真っ青のレベです。この泥んこで家に帰ると、ものすごく怒られます。じゃあ、レース後にはざばんと水洗いしましょう。

 

てことで、泥汚れと水洗いはシクロクロスにつき物です。このためにCX用のホイールのハブは通常のロードホイールより強力な防水・防塵力を持ちます。それがADDITIONAL SEALですね。

 

ハブの回転性能とシール性能は相対関係にあります。シールを強化すると回転性能を弱化させちゃいますし、回転性能を重視するとシールを犠牲にせざるを得ません。ようはグリスとパッキンでしょうが。

 

これはTOKENのスクエアテーパーのBBですね。ノーグリス、ノーパッキンの完全フリーの状態です。これは非常にスムーズにくるくる回ります。

 

グリス完全除去

 

が、防水・防塵シール力はゼロですね。鋼ボールとリテーナーがむき出しです。バリアのないビックバイパー、フォースのないR-9、アームのないシルバーホークみたいなものですね。

 

ここに砂や水が入ろうなら、BBの寿命は風前のともし火です。早晩、じゃりつき、がり、サビが発生します。GAME OVER

 

反面、シクロホイールのハブは守備力アゲアゲカンストの防御特化TANKみたいなものです。もしくは、じめんタイプ、みずタイプにめっぽう強いくさタイプポケモンダネダネ~!

 

回転性能は二の次です。守りのホイールだ。

 

競技以外では外置き・雨晒しの通勤用セカンドロードとかに一筋の用途がありますかね~。あと、洗車好きのライダーさんにぴったりですね!

 

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