自転車のバッグ 手軽なサコッシュから本格ツーリング用のパニアまで


ふつチャリにあって、スポバイにないものの御三家はスタンド、キャリア、カゴです。ことさらにロードバイク界ではこの三つは目の仇です。悪徳、腐敗、堕落の象徴です。

 

「スタンドやカゴをつけるなら、スポバイに乗るな」

 

て生粋のヤカマシヤさんはうそぶきます。でも、「サドルバッグはバッグのうちに入らない」とか「キャリアとパニアバッグはぎり許容範囲だ」とか意味不明なレギュレーションを設定します。まあ、ファンタジーですが、ははは。

 

たしかに自転車の走行には手ぶらがいちばんです。スタンドやキャリアやカゴはせっかくの軽さと美観を損ねます。とくにカゴのチョイスは激ムズです。クールなカゴがない。

 

スタンドやベルやライトにはスタイリッシュな革新的商品がどしどし出てきますが、カゴはぜんぜん不遇です。キバツなのはありますけど、王道のものが出てきません。

 

 

ザ・キワモノです。こうじゃない~。KNOGのOiベルみたいなスタイリッシュなカゴは前人未到です。おしゃれ路線はリクセンカウルみたいなフロントバッグ型になっちゃいます。

 

じゃあ、ふつチャリのカゴに丸投げできた少々の荷物がカゴなしのスポバイではけっこうな枷になります。ぼくはよさ気なパン屋に寄り道すると、もれなくこの状態になります。

 

六甲山頂へのラスト坂

 

バック・オン・ハンドルです。フラットバーやライザーバーではふくろのジャマッケ率は低めですが、ドロハンでは目ざわり度がひとしおでしょうよ。

 

また、パンの2、3は平気ですが、2kgのペットボトルや5kgの米はハンドルを狂わせてくれます。スポバイでスーパーに買出しに行くと、不便さにうんざりします。

 

止めるところに苦労するし、荷物を積めへんし、うかうか目を離せへんし・・・なんとかしてよ、ママチャリ!

 

そう、手ぶらチャリダーの使い勝手は自転車の走行以外では急降下します。+αのハードルがぼひゃーんと上がっちゃいます。チャリで遠出してもお土産のひとつさえ買えません。

 

「ライド以外に目をくれず、ごりごり走る」

 

てホンカクハは少数派でしょう。むしろ、チャリの楽しみの幅が狭くなります。「コンビニ、獲得距離、巡航速度」だけのチャリダーはぜんぜん無味乾燥です。ジムのエアロバイクのがましですわ。

 

じゃあ、自転車バッグの種類を上げましょう。

 

 

自転車バッグ 人が担ぐやつ

 

自転車バッグの大枠は2種です。人間が担ぐバッグとチャリが担ぐバッグです。前者はリュックやショルダータイプ、後者は取り付け・据え付けタイプです。

 

人が担ぐものは自転車専用だとかアウトドア兼用だとかします。自転車アパレル屋、スポーツメーカー、アウトドアブランドなどがいろいろします。

 

もちろん、機能にこだわらないなら、汎用品を流用できます。今のところ、ぼくはふつうのリュックを旅の友にします。

 

琵琶湖到着!

琵琶湖到着!

 

が、通気性がゼロです。背中がほかほかになります。20度以上の日中にはふつうのサックは向きません。夏場には熱中症の危険性が増します。

 

背中がリュックで防がれて、排熱が滞ると、身体がオーバーヒートして、パフォーマンスが落ちます。あっつあつのスマホやパソコンみたいなものです。処理能力が落ちます。人体も同様です。

 

夏場+ふつリュック+長乗り=サバイバルモードです、ほんまに。ノットおすすめです。

 

サコッシュ

 

サコッシュはフランス語の「ふくろ(小)」です。ふつうのふくろはSacです。Sacocheはその愛称系です。Case=ケース→Cassette=カセット、Pince=ペンチ→Pincette=ピンセットみたいな変化形です。

 

自転車界でのサコッシュはロードレース中の補給用のエイド入れの簡易袋です。ロードバイクブームが飛び火して、アパレルで猛威を振るいます。おしゃれナンバーワンアイテムじゃないか?!

 

 

これは東京の山岳テント屋のアライテントのサコッシュです。マップサコッシュ、山用の地図入れです。アウトドア系のグッズです。

 

「ポーチとかポシェットとなにが違うん?」

 

はい、呼び方が違います。小物入れは小物入れです。昔からぜんぜんあります。目新しさは無です。

 

しかし、名前違いでリバイバルすることはファッション分野では珍しいことじゃありません。セカンドバッグもクラッチバッグになって、脚光を浴びましたね。それと一緒です。

 

とっくり→タートルネック

コール天→コーデュロイ

ジーパン→デニム

ジャンパー→アウター

下着→インナー

 

なんかもそうです。とっくりのダサさが際立ちますね、ははは。元ネタのとっくりがすでに前時代のアナクロアイテムですからね~。

 

サコッシュの特徴は軽さとマチの薄さです。てろてろのぺらぺらです。スマホ、めも、はんけち、お財布とかが入ります。嵩張り系は苦手です。

 

もはや、この普及度はチャリ用でなく、立派なおしゃれアイテムです。サコッシュのぺらぺらさが現代人の用途とマッチします。なにより語感のキレがえげつないレベです。

 

 

サコッシュ

サコッシュ!

 

バックパック

 

おなじみのバックパックです。リュックサック?  小学生? ザック? 山ガールですけ? は、背嚢だあ?! 自衛官? ノーノーノー! バックパックがジャスティスです! 語感のキレはだいじですから。Backpack!!

 

のバックパックです。一家に一個はありますわ。学生時代のやつが物置から出てきます。なつかしー!

 

が、繊維も日々進化しますから、あんまり昔のものはおすすめじゃありません。ことさらに汎用のふつリュックは背中ほかほか現象の主因です。

 

アウトドア屋が機能的なものをどさどさ出します。通気性ではドイツのdeuterが抜きん出ます。

 

 

このEXPタイプはヘルメットホルダー内蔵型です。レインカバーと2リットルのハイドレーションシステム付きです。

 

メッセンジャーバッグ

 

メッセンジャーバッグはメッセンジャーのバッグです。メッセンジャーてのは自転車で荷物や書類を届ける職業のことです。日本でのイメージは新聞配達屋さんだあ?

 

メッセンジャーバッグの正体はワンストラップの斜めがけのショルダーバッグです。

 

 

TIMBACK2やChrome、マンポテみたいなメッセンジャー文化のオリジンのアメリカのブランドが人気です。

 

フィット感はバックパック系には劣りますが、通気性や荷物へのコンタクトのしやすさは勝ちます。チャリ通用にぴったりです。

 

自転車バッグ 車体に取り付けるやつ

 

サコッシュ、バックパック、メッセンジャー、いずれが手軽でおしゃれです。しかし、人への負担はゼロじゃない。長乗りではボディブローのようにじわじわとストレスや疲れを引き起こします。

 

短時間ではなんの気なしのストラップの当たり具合が半日の長乗りのあとではなんかえらい小癪だな! てことはあります。ストレスフリーが理想です。

 

そして、ロードの長乗りには三種の神器が不可欠です。パンク修理セット、交換用チューブ、携帯ポンプです。パンクや脱輪は意外なところで起きます。

 

完全な手ぶらで行って、山奥でこんな悲劇に陥れば、いやな冷や汗を掻きます。

 

タイヤがパッカーン

タイヤがパッカーン

 

これは近所の公園ですけど、ははは。

 

ぼくは三種の神器をウェストバッグに入れて、ヘッドチューブにぶら下げます。ついでにめがねと財布を押し込みます。チューブはわりと嵩張ります。ポーチはぱんぱんです。

 

ポカリ補給

ポカリ補給

 

泊まりをしなけりゃ、これで行けます。

 

サドルバッグ

 

サドルバッグはサドルの後ろ側に取り付けるバッグです。もっとも手軽なバッグです。

 

 

取り付け方法はいろいろです。ストラップ式、ゴム式、クイック式などです。簡易なストラップ式がスタンダード標準です。

 

大きさはポーチ代わりのマイクロサイズから旅行用のメガサイズまであります。が、でかすぎるのは敬遠されます。取り付けがホンカクハじゃありません。

 

おもでか荷物を積んで、立ち漕ぎしようなら、ウェイトとボリュームにぶんぶん振り回されます。

 

フロントバッグ

 

フロントバッグはまんまのカゴの代役です。ハンドルバーに台座をつけて、カゴの代わりのバッグを取り付けます。

 

 

ライド時のアクセスのよさが際立ちます。補給食を取り出してむしゃむしゃしながら走れます。はて、しろうとがそんなに急いでどこへ行く?

 

CONSなところは取り付け位置ゆえの問題です。ハンドルバーへの加重はコントロールに直結します。極端に重いものはNGです。

 

健全な耐荷重は5kg前後ですかね。ママチャリのかごに10kgの米を入れても、もれなくハンドリングに支障を来たします。ドロップハンドルでは5kgが限界でしょうね。

 

フレームバッグ

 

フレームのトップチューブに取り付けるのがフレームバッグです。トップチューブバッグが別名です。小さいものはトップチューブとステムの付近に付きます。機能は小型のフロントバッグです。

 

 

スマホを表向きに入れられるタイプが存在します。小物入れ兼スマホホルダーです。この使い方がベターです。

 

中型、大型のものはトップチューブとシートチューブに付いて、フレームの前三角の中に収まります。幡ヶ谷のチャリ屋さんのブルーラグが手がけるPBのFAIRWEATHERがよさ気です。

 

 

イマドキスタイリッシュです。ピュアロードよりサルサとかサーリーみたいなアメリカンストリート系に合います。レトロ・マイルド・ミリタリぽいふんいきが個人的につぼです。

 

パニアバッグ

 

パニア、パニエです。ザ・ツーリングバッグです。テント持参のバイクパッキングにはサイコーのバッグです。日本一周、世界一周には不可欠の男のロマンバッグです。

 

 

あー、パニアを付けて、旅に行きてー・・・て思いますが、パニアの取り付けにはキャリアが必要です。で、キャリアの取り付けにはフレームにダボ穴が必要です。

 

大抵のカーボンフレームにはダボ穴がありません。そして、ぼくの愛機のBOOST車のハブとエンドにはキャリアのマウントの挟み代がありません。

 

フレームのリアエンド

フレームのリアエンド

 

ぎゃふん! てことでむりくりテントをハンドルバーにくくりつけざるをえません。

 

彦根城下

彦根城下

 

こんなふうに見返すと、見栄えのひどさに笑っちゃいます。白ビニールの紐て、あなたね。

 

最終手段はこんなです。サイクルトレーラー!

 

 

折り畳み自転車のドッペルギャンガーのキャリーバッグみたいなトレーラーです。これはよさ気です。めっちゃ目立つけど、ははは。

 

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