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サドルやシートポストが下がるときの対策

自転車カーボンパーツがずいぶんと手頃になりました。AliExpressやeBayなどから工場直販品を安く買えますし、アマゾンで並行輸入品をそこそこの価格で買えます。

で、ぼくはあれこれかれこれミニベロの小物パーツをカーボンに変更します。フォーク、ハンドルバー、サドル、スペーサー、そして、シートポストです。

カーボンシートポスト購入

うちの愛機のフレームのシートチューブ内径は30.4mmです。一方、スポーツバイクのメジャーサイズは27.2mm、30.9mm、31.6mm、34.9mmです。

それ以外はザ・マイナー径です。純正以外のパーツの選択肢が目減りします。中華ストアにもどこにも30.4mmのカーボンシートポストはありません。

30.4-27.2mmのシムアダプターはあります。

ポストシム 30.4mm-27.2mm
ポストシム 30.4mm-27.2mm

シムの内径が27.2mmで、外径が30.4mmです。これがマイナーポストチャリダーの救いの神です、Salva me!

「すなおに純正を使いや~」

てもっともです。でも、純正ポストはアルミのしっかり型で、すんごくかっちかちです。

すでにカーボンサドルを調達しちゃいまして、これをアルミポストに付けましたら、ケツの突き上げでひいひい言わされました。

カーボンサドルxアルミシートポストの乗り心地はザ・固いベンチです。もしくは、おしゃれなカウンターバーにある無闇にながーいプラスチック座面のスツール。

振動吸収? しなり? そんなものはぜんぜん皆無です。ケツ心地はゴーレムの張り手、ケツバットです。

しかも、シートポストがめでたく折れちゃいましたし!

シートポスト折れる
シートポスト折れる

で、新しい27.2mmカーボンシートポストを調達しました。購入先は毎度のAliExpressです。カーボンシートポストはすでに3本目です。

初代と二代目は諸事情でひとさまに売られて行きました。よく考えずに見た目に惹かれてこのオフセットタイプを買いました。

カーボンシートポスト
カーボンシートポスト

すると、けつが後ろに下がって、ポジションがおかしくなりました。サドルを前一杯にセットしても、違和感を拭えません。

で、反省を踏まえて、ストレートタイプのシートポストをオーダーしました。3度目の正直です。

クイッククランプはトルク不足

はい、これが3代目です。

カーボンシートポスト
カーボンシートポスト

ヤグラの近影です。

シートポストヤグラ
シートポストヤグラ

2本ボルト締めのしっかりタイプです。根元のカーボンの処理がやや雑ですかね~。細かいアラですけど。

フレーム側のシートチューブの実測は30.5mmです。

シートチューブ内径
シートチューブ内径

うーん、これは新品時よりあきらかにルーズです。度々の出し入れが効きましたか。折れたポストのマウントのところは30.2mmまで磨り減っちゃいましたし~。

ポスト径
磨り減ったポスト径

主犯はクイッククランプです。レバー付きの便利なクランプです。

アルミシートのシムをネジネジイン
アルミシートのシムをネジネジイン

レバー1つで簡単に開け閉めできて、ポストを調整できます。

現実問題、ぼくは気分次第でころころ変えちゃいます、サイクルロードではハイポジに、駅の周辺ではローポジに、とか。

そんな調子でせっせとやったら、1年半でここまで削っちゃいました。でも、ぼっきんクラッシュの直接の原因はへたなDIYのせいですが。

で、オフセットタイプのカーボンシートポストをセットしたとき、ポジションのほかに別の問題に直面しました。ポストのずり落ちです。

ずり落ちにはアッセンブリコンパウンド

ずり落ちの対策の定番は滑り止めジェルとクランプ交換です。

アッセンブリコンパウンド、ファイバーグリップ、カーボンペースト、メーカーで呼び名はまちまちですが、顆粒入りのジェルです。

これはピナレロのPBのMOSTのアッセンブリコンパウンドです。5gは一回分です。

チューブ入りのやつははてしなく余ります。ほぼ一生分です。

歯磨き粉が目に留まる

代用品はないか? リムテープの絶縁テープみたいに?

て、血眼で捜しまくりまして、有力な手がかりを見つけました、洗面所から。

はい、クリアクリーンです。

歯磨き粉
歯磨き粉

ミント!

歯垢の除去力がえげつないレベです。マイフェイバリット歯磨き粉ですわ。まごうことなき顆粒入りのジェルです。

これをシムにえいやと塗る!

ミント風味のコンパウンド
ミント風味のコンパウンド

おー、予想以上に良い感じでございません? そして~、ミントのさわやかなフレーバーがあたりにほわんと漂う~。

で、そろそろ業を煮やして、固定クランプをクロスバイクから強奪します。たまたま同サイズの34.9mmでした。これはメジャー径のひとつです。

上・ノーマルクランプ 下・クイッククランプ
上・ノーマルクランプ 下・クイッククランプ いずれが34.9mm

取替えのときにミントがでろでろ溢れる~。さわやか~、さわやか~。でも、手とポストがべっとべとです、おい!

はみでた歯磨き粉をティッシュでふきふきして、クランプのトルクをぎゅっとします。もちろん、トルクはMBT、マイベストトルクです。

ミント and トルク
ミント and トルク

小さいアーレンキーでぎっりぎりまで締めます。きしみは出ません。トルク不足でしょうか?

これで走りに行って、わざとケツフリ、バウンド、ちょいダートをしました。乗り心地はぐっとマイルド化します。しなりが分かります。足長のかちかちスツールが跳び箱の踏み台ぐらいになりました。

で、肝心のずり落ちは・・・10km走で2mmぐらいのずれです。許容範囲だあ? 完全じゃないかあ。

ちょい長めのアーレンでちょい増し締めしました。手応えできしみの一歩手前くらいです。じゃあ、見事にずり下がらなくなりましたね。

ポストの目盛りを確認するたびにミントを香りを楽しめる~。良いめのクランプを買うか~。トムソンのやつ~。

結論・歯磨き粉の効力は測定不能

は?! シトラスが正解だったか? ※専用ジェルが正解です。