ミニベロと折りたたみ自転車の違い 小さいようで大きな差


ミニベロと折りたたみ自転車、この二つはよく混同されて、ひとまとめにくくられます。若干、ミニベロが広義的でしょうか。しかし、折りたたみ自転車=フォールディングは小径車ばかりじゃありません。

 

アマゾンでちょっと探せば、こんな26インチの折りたたみ自転車をみつけられます。

 

 

このようなバイクの折りたたみ要素はほぼほぼファッションです。機能面のメリットはそんなにありません。20インチ以上のものはコンパクトになりえません。

 

ホイールが大きくなると、車体がおもくなり、折りたたみ機構がごっつくなります。そもそもホイールをはずせば、そこそこコンパクトにできますしね。

 

で、本格派の折りたたみ自転車はほぼ20インチ以下の小径車になります。うちの9割が20インチで、のこりが18インチとか14インチとかです。最小はCarryMeでしょうか?

 

carryme orange ~Pacific Cycles Japan

carryme orange ~Pacific Cycle Japan

 

タイヤサイズは8インチ! です。2.54×8=20cm、手のひらサイズですね。クランクギアがでっかくみえます。お値段は83500円です。変形機能付きの特殊機体は高くなります。

 

折りたたみ時

折りたたみ時

 

完璧トランスフォームですね。フォールディングバイクの究極系でしょう。反面、走行性は犠牲になります。ギアはシングルですし、コントロールはハードです。乗り心地はキックボード風です。

 

フォールディングバイクの代名詞、BIRDY

 

日本の折りたたみ自転車のオリジンがBD-1=BIRDYです。

 

BD-1 ~ Pacific Cycles JAPAN

BIRDY ~ Pacific Cycle JAPAN

 

BD-1はジャパンモデル、BIRDYはグローバルモデルです。現在のモデル名はBIRDYで統一されています。

 

BIRDYはドイツ発祥の折りたたみ自転車で、まずヨーロッパの展示会で注目されて、その後に日本で爆発的にヒットして、世界的な人気バイクになりました。今日に至る折りたたみ人気の火付け役です。『機能美』の代名詞ですね。

 

初代のクラシックモデルには根強い人気があって、いくつかの復刻版があります。カスタム人気もおうせいです。大人の嗜好品のレッテルがよくにあいます。

 

なんやかんやで2010年ごろの自転車界のブームは小径車でした。しかし、世間はうつろいやすいもので、流行はさめます。そこで入れ替わりにロードブームがやってきました。

 

今度の傾向はスポーツ化、高速化です。じゃあ、18インチのBIRDYはちょっとミスマッチになります。現代の需要は速さとスポーティさです。

 

速いタイヤ=ロード用の細いタイヤです。それを装着するためのホイールのインチアップとリムのナロー化が小径車界のメインスタンダードです。具体的なところは451ホイール、ドロップハンドル、フロントマルチ、みたいなところです。

 

とすると、折りたたみのメリットはめっきりうすれます。機構が足かせになります。時代の流れ的にはスマートミニベロが優勢です。折りたたみのレーゾンデートルがピンチです。

 

どんな人に折りたたみがマッチするか?

 

折りたたみ自転車の最大のメリットはコンパクトさです。ただし、変形機構で車体の嵩は減りますが、重さは増えます。

 

軽いのは高額です。TERNのこれは25万円です。

 

VERGE X20

VERGE X20

 

半額で同重量のミニベロGIANT IDIOM 0を買えます。

 

IDIOM0

IDIOM 0 ~ GIANT 125000円

 

定価10万前後の折りたたみはだいたい12kgくらいです。2kgの軽量化に10万プラスを出せますか? てことです。たいていの人はうーんとかんがえあぐねちゃいます。

 

走行性能だけでいうと、高級折りたたみ=中級ミニベロてかんじです。折りたたみが上回るのはコンパクトさだけです。

 

そもそも折りたたみ=フォールディングバイクです。BIRDYからして、折りたたむことが目的じゃありません。持ち運ぶことがコンセプトです。この持ち運び=車に積むです。軽さは重要じゃありません。コンパクトさが重要です。

 

折りたたんで玄関や室内に置く、てのは二義的なものです。日本や香港、東アジアの住宅事情の二義的な使い方です。

 

電車で輪行? 海外ではバスや電車にふつうに自転車をのっけられたりします。ハワイのTheBusとかbike用のラックがありますしね。

 

そして、折りたたみはミニベロよりコンパクトになりますが、軽くなりません。かついで移動するのはたいへんです。なので、電車輪行と折りたたみは意外と合いません。

 

電車内で場所を取らないてメリットはありますが、あくまでミニベロやロードと比較してです。ワンタッチで変形できる・・・それもびみょーです。

 

電車で輪行して、目的の駅について、いきなりせかせか走り出します? バッグから出して、スマホを見て、ちょっと一服しませんか? ふつうのロードやミニベロで行っても、10分でホイールやハンドルをつけられますし。

 

というわけで、折りたたみを最大限に活用できるのは車載派のアクティブさんだけです。次点がせまいスペースにしか置き場を確保できない人です。

 

ただ、ミニベロのペダルを折りたたみ式かクイック式にすれば、そこそこコンパクトに収納できます。うちの玄関も狭いですが、ミニベロはよゆうです。

 

マイミニベロしまい方

マイミニベロしまい方

 

収納目的で中折れ式の折りたたみを購入する前にペダルとハンドルをコンパクトにする方法を検討してみてください。フラットハンドルにして、ステムをショートにすれば、ここまでコンパクトにできますよ~。IDIOMみたいなドロップハンドルはちょっと出っ張りますけど。

 

折りたたみペダルのおすすめはこれです、ペダル一筋な日本のメーカー三ヶ島のFD-7。

 

 

クイック式はわりにめんどうです。とにかく収納に手間をかけないのが基本です。つかれてげんなりかえってきたら、たたむ気も起きませんのでね。